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平谷小児科 (一宮市/観音寺駅)

平谷 俊樹 院長の独自取材記事

観音寺駅より徒歩5分。一宮市役所大和町出張所の向かいにある「平谷小児科」は1980年に開業し、以来地域で親しまれている子どもクリニックだ。2017年に就任した2代目の平谷俊樹院長は、新生児科や小児がんの治療など、小児科の中でも命に深く関係する診療に長く関わってきた経歴の持ち主。過酷な環境にいたからこそ、子どもにも親にも優しいドクターでありたいと言う。地域の小児科ドクターとして、安心を提供したいと語る平谷先生に、治療方針や、医師としてのモットーなどをじっくり聞いた。

親子2代にわたり約40年。地域の小児医療に貢献

現在の診療体制について教えてください。

はい。2010年に僕がこちらに戻ってきて、2017年に僕が院長を引き継いだ後も、2021年までは2人体制で診療にあたっていました。現在、父は引退し診療は私が1人で診療にあたっています。常に新しい知識を入れることが重要ですが、大学病院などで勤務している医師と違い、個人でやっているとどうしても新しい知識がすぐに入ってきづらい環境です。だからこそ、自ら勉強会などへに参加し、専門書をよく読むことが大切なんです。一緒に働いてみて知りましたが、父は勉強を怠らずにやってきたようで私もその考えを持って日々診療に向き合います。

やはりお父さまの影響で、先生も小児科の医師をめざされたのでしょうか。

そうですね。父から医師になれとは1回も言われたことはありませんが、医師になりたいと物心ついた頃から思っていて、医師の中でも小児科の医師になると決めていました。子どもの頃に実際の父の仕事を見ていたわけではないのですが、例えば休日に家族で過ごしているときにも父が緊急の患者さんを診察するために医院へ向かったりしたことも多々ありました。そうした父の姿を見て、人から必要とされる仕事の素晴らしさと、小児科の重要性を感じていたんだと思います。

日々の治療で大切にしていることはありますか?

一番は、わかりやすい説明です。子どもに病気自体の説明をすることは少ないですけど、例えば苦い薬を出すときには「苦いけど、これを飲めば元気になるんだよ」ということをちゃんとわかるように話しています。もちろん親御さんには状況を理解してもらうためにしっかり説明をさせていただいています。そのためには綿密な診察だけでなく、親御さんのお話をしっかり聞くことも重要だと思っています。親御さんが気づかないことを診察して病気を発見するのが僕の仕事ですけど、やっぱりずっとお子さんと一緒にいるお母さんだからこそ、普段との違いなどで気づけることも多いですから。だから僕はお母さんが訴えていることは大事にしています。

お母さんとの会話も大切にしてくださっているのですね。

はい。ただ、昨今はインターネットなどによって情報過多になりがちな時代です。母さんもお子さんのために必死になっていろいろ調べられて来られることも多いですね。そのお気持ちは重々承知していているのですが、誤解がある場合には専門家として、またずっと子どもを診てきた医師として修正させていただき、ご理解いただけるようご説明しています。親御さんも必死ですし、僕も目の前のお子さんのために必死になって向き合っているんです。

子どもの将来を考えた、予防中心の診療を提供

先生は予防接種にも力を入れていると伺いました。

病気のお子さんを治してあげたいという思いは当然いつも心の中心にありますが、それと同時に「病気にかからないようにしてあげたい」とも強く思っています。そのためには予防への取り組みが肝心です。事故予防や丈夫な体をつくるということも重要ですし、予防することで余計な病気にかかることがなくせればいいと思っています。そのためには、新しいワクチンの情報や安全性などといった知識のアップデートは欠かせません。父もそうですが、自分の知識を最新の医療情報にアップデートし続けることで、お子さまの安全と健康を守ることができるのだと考えています。また、親御さん方にも気兼ねなくご相談いただき、一緒にお子さんを守っていきたいと思っています。

アレルギーについての相談も多いそうですね。

はい。ですから最近は特に診療の重要性を感じています。気管支喘息やアトピー性皮膚炎、花粉症や食物アレルギーの治療が多いですね。アレルギーの低年齢化が危惧される中、常に勉強は欠かせません。また、親御さんのおうちでのサポートも非常に重要ですので、一緒にお子さんのために頑張らせてもらいたいと思っています。時間はかかりますが、焦らず気長にきちんとやっていけば、良くなると期待できることのほうが多いので、私からも励ましながら進めています。これからもお子さまの安全のために、いつも先進の医療を提供できる環境を整え、私自身もより研鑽を積んでいきます。

小児神経科専門の外来も設けられています。

はい。てんかんやけいれんといった神経に関わる特殊な病気は、やはり専門の先生に診ていただいたほうが良いと思っておりますので。現在は元名古屋市立大学小児科助教授で、小児神経科を専門とする石川達也先生に月1回来ていただいています。石川先生は父と同級生の大ベテランの先生で、親御さんにとっても心強いと思います。この地域の医療環境を充実させたいという思いで、ご協力くださっています。

その他に注力している病気はありますか?

夜尿症は当院でも診察する機会が多いので力を入れています。いわゆる「おねしょ」は早期に治療できる病気です。これを病気だと認識しているお母さんは少ないと思いますので、正しい知識をお伝えしていきたいと思っています。

昔ながらの「お医者さま」より、フランクな医師が理想

先生はどんなドクター像を理想とされていますか?

当たり前のことですけど、優しいドクターでいたいです。来院する子どもはつらくて当クリニックに来るのですから、そのつらさが治る場所、怖くない場所というイメージを子どもに持ってもらえるように努めてます。またお母さんたちの不安を取り除いて、安心を与えられるドクターになりたいです。だからどんな些細なことで来てもらっても構いません。転んで膝を擦りむいた程度でも、しっかり診させていただきます。そうして安心できる環境をつくり、子どもたちに「また来るねー」なんて言われるようなドクターになれればいいと思っています。いや、来ないほうがいいんですけどね、ここに来るってことは病気になっちゃったってことだから(笑)。

小児科のドクターとして一番やりがいを感じるのはどんなときですか?

小児科は子どもの成長を身近に感じられるのが醍醐味だと思っています。生まれた時の予防接種からお付き合いが始まり、小学校を卒業するまでにさまざまな経験をして病気に強い体になっていく。健やかに成長していく姿を見られるのがいいですね。また多感な時期に接するので、将来の夢に影響を与えられるのもうれしいです。先日も5歳くらいの子が「小児科の先生になる」と言ってくれて。そういうことがあると、小児科を選んで良かったって思いますね。医者冥利に尽きる思いです。

最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

僕は「お医者さま」というようなイメージというより、フランクで親しみを持ってもらえるドクターになりたいと思っています。ですから、不安があれば、どんな些細なことでもいいのでお気軽に来ていただきたいと思っています。問題がない場合でも診察することで安心できますので。スタッフも父の代から長く勤務していて、僕よりもキャリアの長いベテランぞろいでなので信頼していますし、スタッフ一同、来院者には優しく丁寧に対応することを心がけています。父の代から数えて、この地にクリニックを構えて約40年、地域の子どもたちの健康に貢献できるよう、先進の治療を提供できればと思っています。

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