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臼井 祐記 院長の独自取材記事

京急平和島歯科

(大田区/平和島駅)

最終更新日:2023/07/03

臼井祐記院長 京急平和島歯科 main

京浜急行の平和島駅から徒歩1分。住宅街にある「京急平和島歯科」は、保険診療を中心に、虫歯治療から専門的な技術を必要とする口腔外科、矯正、審美歯科まで幅広く対応する、地域に根差したクリニックだ。前院長から2019年にクリニックを引き継いだ臼井祐記院長が理想としているのは、「なるべく待たせず・痛くなく・抜かない・削らない」歯科治療。気になることがあったらすぐ来院できる「怖くない」歯科医院でありたいと、歯科恐怖症の患者にもきめこまやかに対応する。歯や口元の美しさに焦点を当てた総合的な歯科治療にも力を入れていきたいという臼井院長に、同院ならではの取り組みを聞いた。

(取材日2022年8月30日)

歯科への苦手意識をなくす治療をめざして

前院長から引き継いで、こちらの院長に就任されたそうですね。

臼井祐記院長 京急平和島歯科1

はい。縁あって2018年から京急平和島歯科に勤務するようになり、翌年から院長を引き継ぎました。それ以前の経歴は、鶴見大学歯学部を卒業後、まず沖縄で3年間働いていました。なぜ沖縄かというと、大学時代に口腔外科に興味を持ったため、沖縄にその分野をいろいろ経験させてもらえる研修施設があると知り、そこで多くの経験を積もうと考えたからです。その後は、神奈川の自費診療専門の歯科医院を経て、こちらの医院に勤め始めました。この辺りは住宅街なので、幅広い年齢層の患者さんが来院されます。品川や羽田のオフィスに勤務されている方も多いですね。当院は歯科衛生士などのスタッフが経験豊富で長年勤めている人も多く、いろいろ頼りにして心強く思いながら、日々診療を行っています。

院長以外にも勤務されている歯科医師はいますか?

現在は、私の他に非常勤の歯科医師が2人在籍しています。口腔外科や矯正外科など、それぞれに専門分野を持っているため、専門技術が必要な治療も幅広く行うことができています。口腔外科に関しては、歯肉や骨に埋まった難しい親知らずの抜歯や、簡単な外科手術など、大学病院で行うような口腔外科の治療も一部院内で行うことが可能になっています。矯正歯科に関しても、ニーズの多いマウスピース型装置を用いた矯正、裏側矯正などの目立ちづらい矯正を中心に、審美ブラケットによる矯正など、先端の技術を提供しています。そのほか、ホワイトニング、インプラント治療、義歯での治療なども提供しています。

診療する上で、心がけているのはどのようなことですか?

臼井祐記院長 京急平和島歯科2

子どもに限らず大人でも「歯医者が苦手」という人は多いので、症状を放置して悪化させないためにも「痛くしない」、「嫌な思いをさせない」ことは常に心がけています。塗る麻酔や針のない注射などを使用して、できる限り痛みの少ない治療をしたり、削る量をできる限り減らして今ある歯をなるべく残すMI(ミニマルインターベンション)と呼ばれる治療を行ったりしています。そして、恐怖心が強い方の負担を減らすために取り入れているのが笑気麻酔です。鼻マスクで吸入するとガスが血中に溶け込み、約5分以内の鎮静状態がのぞめますので、治療をリラックスして受けていただけます。最初の数回使用して治療に慣れると、笑気吸入なしでも平気になる方も多いので、歯科治療への恐怖心を和らげることに役立っていると感じています。

笑顔に自信が持てるサポートも歯科医師の大事な役割

審美歯科の分野にも力を入れていきたいそうですね。

臼井祐記院長 京急平和島歯科3

審美歯科とは、歯や口元の美しさに焦点を当てた総合的な歯科医療のことを指します。アメリカなど海外では歯の白さや歯並びを非常に重要視しており、歯の美しさを保てていないと第一印象が悪くなるともいわれます。それに比べて、日本は歯や口元の美しさへの関心が低いと感じていて、私は以前勤務していたクリニックでの経験を生かしながら、その大切さを広めていきたいと思っています。日本は健康保険制度が充実しているため、虫歯治療では保険適用になる銀歯が多く使用されてきました。でも、技術がどんどん進み、より天然の歯に近い、自然できれいな詰め物やかぶせ物もできています。とはいえ、ただ「きれいにする」だけではなく、当院では「きれい」かつ機能性と快適性に優れた歯にするために、丈夫で長持ちする治療をめざしています。セラミックの混ざったかぶせ物は銀歯よりもプラークがつきにくいというメリットもあります。

虫歯治療以外では、どのようなものが審美歯科の範囲になりますか?

実は、ガミースマイルなど、笑顔にコンプレックスがある方の悩みに対応するのも審美歯科の分野です。ガミースマイルとは笑った時に歯茎が目立ってしまう状態のこと。その方の状態にもよりますが、施術によって印象を変えることがめざせます。また、笑った時に見える歯の形や色を変えたい場合には、ラミネートべニアと呼ばれる方法もあります。歯の表面を削った後、セラミック製の薄いプレートを貼りつける方法です。2~3回の来院で終了し、自然な仕上がりが期待できる方法です。「歯の色が気になるけれど、ホワイトニングでは白くならない」、「時間がかかるのは嫌」という方に適しています。

歯や口元の美しさを保つ審美歯科に興味を持つ人は増えていますか?

臼井祐記院長 京急平和島歯科4

「詰め物やかぶせ物が目立たない、自然で美しい口元にしたい」と、お肌のお手入れと同じように歯の美しさを意識する方も増えてきました。その一方で自由診療になるため、「高いのでは?」と不安に思われている方も多いかと思います。ですから、わからないことがあれば、患者さんからも気軽に質問してもらえるとうれしいです。診療の中で時間が限りがある場合もありますが、できる限りメリットや費用面について丁寧に説明させていただきます。無理に勧めることは決してなく、説明を聞いた上で、選ぶのは患者さんご自身です。美しい口元が笑顔を引き出せれば、人生を明るくする原動力ともなり得ます。そのサポートをするのも歯科医師の大事な役割だと思っています。

「来て良かった」と言ってもらえるような環境づくりを

口の中の健康を守るには定期検診やメンテナンスもやはり大切ですよね。

臼井祐記院長 京急平和島歯科5

そうですね。自分ではきちんと磨いているつもりでも、すべての歯がきれいに磨けている人はごくわずか。ですから、痛みなどの症状がなくても、最低でも1年に1~2回は歯の定期的な検診をお勧めしています。虫歯や歯周病の初期では自分では気づかないうちに進行していることがあり、自覚症状が出たときにはかなり進行していることも。そうすると、痛みを伴う治療が必要になってしまったり、治療の回数も多くなったりしてしまいます。特に6ヵ月以内のペースでの検診は、早期発見と早期治療につながり、トータルでの通院回数の軽減がめざせ、かぶせ物などの長期保全に非常に大きく関わります。当院では個々の患者さんに合わせて、今後の予防のための目標とメンテナンス方法を設定しています。

院内の衛生管理にはどのように取り組んでいますか?

患者さんに安心して来院してもらえるように衛生管理には特に気を配っています。治療器具の滅菌、不特定多数の方が触れる部分の除菌、空気清浄機の設置、定期的な換気など基本的なことはもちろん、新型コロナウイルス感染症の流行を機に、口腔外バキュームも導入しました。治療中の飛沫などを捕集するための機器です。また、院内で使用するスリッパには、殺菌ディスペンサーを使用。スリッパの表面はもちろんのこと、裏側や内側にも気を配っています。

最後に読者にメッセージをお願いします。

臼井祐記院長 京急平和島歯科6

通勤通学など、患者さんの生活スタイルに合わせて、平日は19時まで、土日も15時まで診療しています。近隣の方を中心に多くの方に来院していだだき、忙しい毎日を送る中、私の一番の息抜きの時間は3人の子どもと遊ぶこと。今は休みが少なく限られた時間になっていますが、子どもたちの笑顔を見てリフレッシュしながら、今後もより地域に根差したクリニックをつくっていきたいです。治療面はもちろん、対応面でも嫌な思いをすることなく、「来て良かったな」と喜んで帰ってもらえることが理想です。これからも、スタッフたちと協力して来院しやすい環境づくりをしていきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

かぶせ物/4万9500円~、詰め物/1万1000円~、ラミネートべニア/8万8000円~、インプラント治療/38万5000円~、矯正/マウスピース型装置を用いた矯正:90万円~、裏側矯正:100万円~、歯列矯正:80万円~、ホームホワイトニング/4万4000円~、金属床義歯/33万円~(大きさにより異なる)、金属床総義歯/44万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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