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秋好 茜 院長の独自取材記事

あきよし皮フ科クリニック

(港区/白金台駅)

最終更新日:2022/09/01

秋好茜院長 あきよし皮フ科クリニック main

白金台駅から目黒通り沿いに徒歩2分、スタイリッシュなビル5階にある「あきよし皮フ科クリニック」。広々とした院内は洗練された雰囲気で、常に清潔に保たれている。院長の秋好茜先生は、女性らしいやわらかな物腰が印象的なドクター。専門性のある診療経験を生かし、健康面と美容面の双方から患者の皮膚の悩みにアプローチしている。地域のかかりつけ医として、些細な皮膚の悩みも相談してもらえる医師でありたいと語る秋好院長に、クリニックの特色や診療におけるポリシー、お勧めのスキンケア方法などについて聞いた。

(取材日2018年10月6日)

保険診療と美容診療に幅広く対応するクリニック

とても居心地の良い空間ですね。

秋好茜院長 あきよし皮フ科クリニック1

ありがとうございます。院内はバリアフリーなので、ご高齢の方やベビーカーの方も安心してお越しいただけると思います。訪れる方に少しでもくつろいでいただけるよう、ひと部屋ずつ壁紙のイメージを変えるなど、細部にもこだわりました。待合室、診察室のほかにカウンセリング室、点滴や注射などを行う処置室、レーザー治療や小手術を行うレーザー室なども備えています。パウダールームのスペースも広く取っていますので、治療後にゆっくりお化粧してからお帰りになっていただけます。また、男性化粧室にもお子さん用の椅子を用意しました。実際に小さなお子さん連れの方からご高齢の方、男性の方までさまざまな方がお越しくださり、とてもうれしく感じています。

クリニックの特徴についてご紹介いただけますか?

ニキビやかぶれ、じんましん、アトピー性皮膚炎などの疾患から、しみ・しわのケア、ピアスの穴開けなどまで、皮膚に関することならどんなことでもご相談いただけます。院内でほくろや粉瘤などのでき物を取る手術にも対応していますし、専門的な手術が必要になる場合は大学病院などへのご紹介も迅速に行っています。やはり、一番の強みは一般皮膚科や小児皮膚科に加え、美容皮膚科の診療も行っている点。しみやしわが気になっていても、美容専門のクリニックに行くのはハードルが高いと感じる人は少なくないと思います。また、どんな施術方法があるのかだけでも聞いてみたいというニーズも高く、一般皮膚科やお子さんの診療の合間に気軽に美容の相談ができると喜んでいただけることが多いですね。当院ではボツリヌス毒素製剤を用いたしわのケアやレーザーによる色素性疾患の治療などを行っています。

美容診療を手がける上でのポリシーをお聞かせください。

秋好茜院長 あきよし皮フ科クリニック2

患者さんの思いを尊重したいので、「やりたかったらこんな選択肢もありますよ」とご提案し、実際に行うかどうかはゆっくり考えていただくようにしています。実際に施術はせず、相談だけでも問題ありません。また、メリットだけでなくデメリットまでわかりやすくご説明することを心がけています。皆さんにお伝えしたいのは毎日のスキンケアの重要性です。高級な化粧品は肌に良いというイメージを持たれがちですが、中には効果を出すためにいろいろな成分が入っている化粧品もあり、それが皮膚のトラブルを引き起こしているケースも少なくありません。皮膚科の医師として、スキンケアは刺激の少ないシンプルなものをお勧めし、例えば化粧水は保湿ができれば十分とお話ししています。刺激を少なくして皮膚本来の機能を高めてあげることが実はきれいへの近道だったりするんですよ。

スタッフ全員のホスピタリティーの高さが魅力

診療を行う上で、どのような姿勢を大切にされていますか?

秋好茜院長 あきよし皮フ科クリニック3

病院を受診される際は、皆さん少なからず疾患や症状に対する不安や苛立ちを抱えていらっしゃることと思います。ですので、まず受付から笑顔でお迎えすることはもちろん、全員で思いやりの気持ちをもって接することで、少しでも患者さんの不安を和らげて差し上げたいと考えています。その上で質問や相談をしやすい雰囲気づくりを心がけていますね。小さなお子さん連れの方やご高齢の方もいらっしゃいますので、当たり前のことですが、荷物の持ち運びやドアの開け閉めをお手伝いさせていただくなど、少しでも助けになれるようにみんなで意識していますね。また、スタッフが患者さんからご質問を受けることも多いので、スタッフ全員が治療などについてきちんと理解し、ある程度のレベルでご説明できるようにしています。

スタッフによる洗顔指導も行われているそうですね。

皮膚疾患の改善には毎日のケアを見直していただくことがとても重要。ですので単に薬を処方するだけではなく、主にニキビでお悩みの方に、実際にスタッフが洗顔する様子をお見せして、洗顔料の泡立て方や流し方など、具体的にレクチャーをさせていただいています。患者さんの中には、力強くごしごし洗ったりと、良かれと思ってやっていることが、肌に負担になっているケースも少なくありません。毎日どんなものを使って、どのような方法でスキンケアをしているか詳しくヒアリングした上でアドバイスを差し上げています。患者さんからは今までこんなこと教えてもらったことがなかったなどの言葉をいただいています。実際に洗顔指導をきっかけに毎日のスキンケアを見直し、肌の調子がとても良くなった方が多くいらっしゃるんですよ。

患者さんに知っておいてほしいことはありますか?

秋好茜院長 あきよし皮フ科クリニック4

一般的に、皮膚科は簡単なイメージを持たれがちですが、実際は疾患の数がとても多く、診断は奥深く難しいところがあります。ですので、美容診療を希望していても、まずは一般皮膚科できちんと診断してもらうことはすごく大事なことだと思います。例えばしみ取り希望でも、きちんと診ないとしみかどうかわかりませんし、実は皮膚がんだったというケースもゼロではありません。また、一般皮膚科にも対応しているクリニックならば、レーザー治療で強く赤みが出たなど、万が一のトラブルにも適切に対応できる点がメリットといえるでしょう。

皮膚医学に基づき、患者に寄り添う診療を実践

先生が皮膚科の医師をめざしたきっかけを教えてください。

秋好茜院長 あきよし皮フ科クリニック5

若い頃にニキビができて、とても悩んだ時期がありました。その当時はスキンケアも適当で、高い化粧品ほどいい化粧品だと勘違いしていました。それが皮膚科に通い、保湿をしてシンプルなスキンケアを行うようになってとても良くなったのです。その時に、私のように皮膚のことで悩む方の力になれたらと思ったのが、皮膚科の医師をめざしたきっかけです。東京医科大学を卒業後は、慶應大学の皮膚科学教室に入り、保険診療をみっちり学びました。自由診療にも関心はありましたが、まずは保険の診療をしっかり学びなさいとアドバイスを受け、慶應の関連病院を含めて通算10年間、経験しました。美容に関しては北里研究所病院の美容医学センターや美容関連のクリニックで学びました。そういった経験を生かし、しっかりとした裏づけのある皮膚医学をもとに診療を行っています。

医師としてどんなときにやりがいを感じますか?

「何年も悩んでいたけれど思い切って相談して良かった」なんて言われるとうれしいですね。診療をしていると、こんな些細な悩みを相談していいものかと遠慮して、一人で悩みを抱えている方が多くいらっしゃると感じます。ですので悩みを話しやすいよう、患者さんときちんと信頼関係を築くことを大切にしています。中にはずっと悩んでいたけれど、処方された薬を飲んだら1週間で良くなったというようなケースも結構あるんです。自己判断で市販薬を塗ったりするよりもいい解決法につながるかもしれないですから、ぜひ勇気を出してご相談いただきたいですね。

読者へメッセージをお願いします。

秋好茜院長 あきよし皮フ科クリニック6

特に顔など、人から見える部分の皮膚トラブルは皆さん気にされていて、それがコンプレックスになっているケースも少なくありません。ですが、難治性の皮膚疾患がある一方で、疾患によってはやり方により目立たなくする方法、いい状態にする方法はいっぱいあります。例えばアトピー性皮膚炎も、きちんとケアをしていればいい状態で長く保つことができるんです。そのことを心に留めていただき、ぜひ皮膚科を活用していただきたいですね。また、小さなお子さんをお持ちのお母さんには、100点満点はめざさなくていいですよ、とお伝えしたいですね。赤ちゃんに湿疹が出たりすると、ご自身を責めてしまう方もいらっしゃいますが、どんな赤ちゃんにも湿疹は起きるものです。「こうしなきゃいけない」と思い詰めず、お母さんもお子さんもつらくない範囲でスキンケアをしていただくのがいいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

レーザーによるしみのケア/1mm2200円~、ボツリヌス毒素製剤注射/3万800円~、ヒアルロン酸注射/6万500円~、ピアスの穴開け/片耳3300円、両耳5500円(ピアス代、消毒代を含む)、ほくろの除去術/1mm3300円~

※いずれも税込価格
※詳しくはホームページをご参照ください
※1万円以上はクレジットカード使用可

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