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原田 康夫 院長の独自取材記事

西新井デンタルクリニック

(足立区/西新井駅)

最終更新日:2024/01/15

原田康夫院長 西新井デンタルクリニック main

西新井駅から徒歩1分。西口ロータリー前のビル3階にある「西新井デンタルクリニック」の原田康夫院長は、東京医科歯科大学歯学部を卒業後、同大学歯学部附属病院で補綴を専門として診療にあたってきた。1981年に前身となる西新井駅ビル歯科を開設、その後1999年に現在の場所に移転して西新井デンタルクリニックとして開院。地域密着型の歯科医院として、幅広い年代のさまざまな症状に対応している。院内には歯科技工士が常駐し、精密な義歯やかぶせ物を製作。修理にもスピーディーな対応が可能だ。「地域のかかりつけ医として、信頼されるクリニックであり続けたい」という原田先生に、歯科技工士が常駐していることのメリットや、東京医科歯科大学歯学部附属病院との連携について話を聞いた。

(取材日2020年3月18日)

地域のかかりつけ医として、幅広い症状に対応

こちらのクリニックには、どのような方が通われているのでしょうか?

原田康夫院長 西新井デンタルクリニック1

小さなお子さんからご高齢の方まで、幅広い年代の患者さんが来院されています。近隣にお住まいだったり西新井駅をご利用の方、東京医科歯科大学附属病院からのご紹介で来院される方もいらっしゃいます。症状も虫歯から入れ歯まで幅広いですね。当院のコンセプトは「患者さまが相談したくなるクリニック」で、地域のかかりつけ医として、お口の中のあらゆるお悩みに対応しています。1981年に前身である西新井駅ビル歯科を開設、その後1999年に現在の場所に移転して西新井デンタルクリニックとして開業しました。40年近く西新井の皆さんの歯の健康を守ってきましたが、うれしいことに開業当時の患者さんからお子さんお孫さんと、3代にわたってご来院いただけるクリニックになりました。特定の年齢層や症状に偏っていないのが当院の特徴ともいえます。

院内の設備についてお聞きします。

院内はバリアフリー設計で、車いすやベビーカーでもスムーズに移動できる造りです。靴を脱ぐ必要はありません。診療室はパーティションで区切った半個室になっており、入り口も別々。隣の方と直接顔を合わせることもありませんし、入れ歯を外す時にも周囲の目が気になりません。機材ではCAD/CAMシステムを導入しています。治療箇所をスキャナーで読み込み、専用の3Dプリンターでセラミックの詰め物やかぶせ物を作る機械です。滅菌にも気を配り、オートクレーブとガス滅菌機を併用して治療器具の滅菌処理を行っています。

こちらで働くスタッフさんについても教えてください。

原田康夫院長 西新井デンタルクリニック2

歯科医師は4人おり、うち1人は小児歯科を担当しています。患者さんは担当制ですが、情報共有はしっかり行っていますので、急患の場合には代わりの歯科医師が責任を持って対応にあたります。これは歯科衛生士のクリーニングでも同様ですね。院内には歯科技工士も2人常駐しています。開業当時から勤務する受付スタッフをはじめ、10年以上にわたって勤めているスタッフが多いんですよ。患者さんも長く通ってくださる方が多く、スタッフによく話しかけてくれますし、院内に飾る写真やオブジェをプレゼントしてくださることもあります。こういったスタッフと患者さんとの良い関係が、当院の親しみやすい雰囲気につながっているのだと思います。

常駐歯科技工士による、精密かつスピーディーな対応

歯科技工士が常駐していると、どのようなメリットがあるのでしょうか?

原田康夫院長 西新井デンタルクリニック3

当院には歯科技工士が2人常勤しており、詰め物・かぶせ物の製作にあたっています。歯科技工士が院内にいるメリットの1つは、スピーディーな修理です。入れ歯の修理を外部に出すと、戻ってくるまでに通常3~4日かかります。その間、患者さんは歯のない生活を送らなくてはなりません。当院では朝にお預かりした入れ歯は、夕方には修理が完了しています。もう1つのメリットは、より自然な義歯やかぶせ物を作れることです。例えばセラミックの色合わせは、歯科技工士が患者さんと相談しながら調整していきます。歯を直接見ながら行うので、歯科医師が書類で指示するよりも適切な選択ができるんです。

根管治療や歯周病ケアにも力を入れているそうですね。

歯の根の部分に神経や汚れの取り残しがあると、上から補綴のかぶせ物ができません。これをきれいに取り除くのが根管治療です。高度な技術が必要なのですが、不完全な処置ではかぶせ物も長持ちしませんしトラブルのもとになります。治療には専用の機械を使っており、以前よりも精度、スピードともにアップしています。歯周病ケアは歯科衛生士が担当しています。院内で行う丁寧なクリーニングと合わせて、ご自宅でのケア方法をきちんとお伝えすることが大切です。そのために歯科衛生士はセミナーや勉強会に参加して、常に新しい技術や情報を取り入れています。歯石は歯磨きでは取れませんから、クリニックで専門的な処置が必要なんですよ。

東京医科歯科大学歯学部附属病院との連携について教えてください。

原田康夫院長 西新井デンタルクリニック4

東京医科歯科大学は私の母校でもあり、付属の大学病院とは連携を密に取っています。大学病院は技術も高く設備も整っていますが、どうしても混みますし診療に時間を要します。効率の良い診療をご希望の場合、大学病院から紹介されて当院に来院される患者さんもいらっしゃいます。当院は駅からすぐですので、患者さんも通いやすい立地かと思います。逆に当院から大学病院をご紹介することもあります。主に口腔外科で手術が必要な場合と、がんの疑いがある重篤な症例です。虫歯の治療でいらした患者さんの診察で、偶然にがんを見つけることもあるんですよ。大学病院での手術を終えて一般歯科の治療やメンテナンスのみになったら、またこちらに通っていただくことも可能です。

レベルの高い治療をめざし、信頼されるクリニックへ

ところで、先生はなぜ歯科医師を志したのですか?

原田康夫院長 西新井デンタルクリニック5

中学生の頃に胃の病気を患ったのがきっかけです。入院して点滴を受ける日々が3週間続き、漠然とですが医療のありがたみや素晴らしさを感じました。その後医療について調べるうちに「歯は第二の心臓」だと知り、歯学の道を選んだんです。経済的理由により「進学先は国立」と限定されましたので勉強も頑張りましたが、中学・高校では卓球や吹奏楽で存分に青春を謳歌していましたよ。吹奏楽部ではプロの指揮者の技に触れる機会もあり、そのオーラと姿勢に刺激を受けたものです。大学では、まったく初めて経験する硬式テニス部に入りましたが、先輩後輩に恵まれ、関東医科歯科リーグの1部でレギュラーで3連覇するという幸運にも恵まれました。仲間とのチームワーク・試合での喜怒哀楽・目標をクリアした時の達成感、クラブ活動で得た数々の経験は、歯科医師として、また院長の立場としても大いに役立っています。

診察で心がけていることを教えてください。

究極の目標は「すべての歯をいつまでも健康で保つこと」ですが、現実はそうはいきません。虫歯や歯周病になることもありますし、歯を失ってしまう患者さんもいます。その際、治療方法の選択肢は一つとは限りません。患者さんの症状をわかりやすく説明し、患者さんに納得してもらえる方法で、レベルの高い歯科治療を提供できるよう心がけています。患者さんにはまず専用の鏡を使ってご自分の口の中の状態を知ってもらいます。その症状にどのような治療をしていくのか説明し、治療後にも同じように見てもらいます。治療の結果を患者さん自らがチェックすることで、違いを実感してもらえるようにしているんです。患者さんから喜びの声が聞けたら、私もとてもうれしいですね。

最後に読者へメッセージをお願いします。

原田康夫院長 西新井デンタルクリニック6

私は三重県生まれの愛知県育ちですが、縁あって西新井の地で皆さんの歯の健康を守っています。当院がめざすのは、地域に根差した地域密着型のクリニックです。お子さんからご高齢の方まで、お口の中のさまざまなお悩みに対応しています。地域のかかりつけ医として患者さんと長いお付き合いができるよう、信頼されるクリニックであり続けたいですね。また、「歯の治療」というと子どもの頃の記憶から「痛い・怖い」と苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、設備も器具も今と昔とではガラッと変わっています。今や歯科医院は「痛い・怖い」場所ではありませんから、ぜひ気軽に検査やメンテナンスにいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

PMTC/7000円
インプラント治療(1本)/40万円~
矯正(成人・部分矯正)/20万円~
セラミック治療(かぶせ物)/インレー4万円~、クラウン10万円~

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