全国のドクター9,201人の想いを取材
クリニック・病院 158,634件の情報を掲載(2024年4月24日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 江戸川区
  4. 西葛西駅
  5. 服部歯科医院
  6. 服部 操 院長

服部 操 院長の独自取材記事

服部歯科医院

(江戸川区/西葛西駅)

最終更新日:2023/03/10

服部操院長 服部歯科医院 main

東京メトロ東西線の西葛西駅から徒歩5分の場所にある「服部歯科医院」は、1990年に開業した歴史あるクリニック。院長の服部操先生は、歯科分野の中でも根管治療を専門としている。「痛みを取るということを追求した結果、根管治療に注力するようになりました」という服部院長は、現在も研究に余念がない。手術用顕微鏡、マイクロスコープ、歯科用CTにデジタルエックス線を備え、適切な診断と専門性の高い技術をもって治療にあたっている。また入れ歯を作製することも得意としており、休日返上で総入れ歯の作製に取り組むこともしばしばだという。そんな誠実で熱心な服部院長に詳しい話を聞いた。

(取材日2023年2月13日)

根管治療を得意とする専門性の高いクリニック

どのような患者さんがいらっしゃいますか?

服部操院長 服部歯科医院1

最近は、2007年から始めたブログやインターネットの情報を見て、遠方から探されていらっしゃる方もいます。そうした方は、根管治療で困っているケースがほとんどですね。もちろん、この地域にお住まいの患者さんが多いのですが。年々、中高年から高齢者世代の患者さんが多くなり、そうした方は入れ歯を希望されて来院します。西葛西は、勤務医時代にアパートを借りて3年間ほど暮らした場所なんです。開業と同時に住まいもこちらに移したので、第二の故郷のように思っています。

クリニックの特徴を教えてください。

地域の開業医、あるいはかかりつけ医としての役割も果たしますが、基本的には根管治療をメインに据えています。自分の理想とする治療をしたい、歯科医師の基本である「痛みを取るための治療」に専念したいという思いが、専門的な根管治療に注力することにつながっていきました。精密さと時間を要する治療なので、診察室は個室に区切り、各部屋には精密な根管治療を行う上で役立つ手術用顕微鏡を備えています。デジタルエックス線、歯科用CT、マイクロスコープもそろえ、グローバルスタンダードな治療をめざしているのが当院の特徴です。また最近は、学生時代から興味があった総入れ歯の作製にも注力しています。数多くのクリニックの中から、患者さんがご自身のニーズに合ったクリニックを選べる時代ですから、根管治療や入れ歯の問題を抱えていらっしゃる場合はぜひ来院していただきたいですね。

診療にあたって重視していることはどのような点でしょうか。

服部操院長 服部歯科医院2

当たり前のことではありますが、「治療にベストを尽くす」ことです。そのためにかなり注力しているのが、正確な資料の使用です。きちんと記録をとらないと、患部が良くなったのか悪くなったのかわかりませんから、エックス線や写真と併用して患者さんにご説明しています。今でも開業して本当に良かったと思えるのは、自分の行った治療結果を継続的に見れることです。その時だけの状態ではわからない変化を時間を追って見ていくことが大切だと学びました。なかなか口の中は見えにくいのでご自身ではよく観察できないため、写真や映像を使って患者さんと情報を共有することを心がけています。また何でも自分だけで行おうとせず、私にはできない治療やわからないことは、専門性の高い施設へご紹介しています。

歯科治療には精密な検査と高い技術が必要

先生の得意な治療である根管治療について教えてください。

服部操院長 服部歯科医院3

根管治療は現在、歯を残すことも望めるということで歯科分野でも非常に注目されています。虫歯になってしまった歯を残すために、細菌に侵された歯の神経を取り除いて薬を詰める治療のことですが、以前は肉眼で行っていたために細かいところまで確認できず、神経の取り残しなどが多く見られました。そのため、根管治療をした歯にかぶせ物をしても中の治療が不十分なため、後から痛みが出てしまうこともありました。しかし近年では、毎年のように器具や機材が進歩しているため、根管治療を行うクリニックも増えています。神経を削り取る器具一つをとっても、先端が自由に曲がることによって細かい作業がしやすくなりましたし、手術用顕微鏡の進化によって歯の神経の細かいところまで手に取るようにわかるようになりました。薬も進歩して、歯を長持ちさせることも期待できるようになっています。

根管治療において難しいのはどのような点でしょうか。

根管治療では、口腔内の狭い範囲で緻密な作業を要します。しかも直視ではなく、上下左右が逆向きに映る鏡を見ながら治療しなければならない点が非常に難しいです。つまり医療機器が進化しても、それらをきちんと使いこなせなければ意味をなさないわけです。また根管治療は「歯の根」の病気を対象とするため、患部の状況をエックス線で診断しなければなりません。そのために、当院では必要に応じて、CTを撮影しています。精密な診断と、技術の両方が伴ってこそ正しい根管治療がなされると私は考えています。

総入れ歯の作製にも注力されていますね。

服部操院長 服部歯科医院4

実は学生時代から総入れ歯には非常に興味がありました。初めて総入れ歯を目にした時は「これで物を食べられるのかな」と驚いたものです。その後、勤務したクリニックで教わった技術を基本に、現在は技工所の助けも借りながら、ほぼ自身の手で入れ歯を作製しています。幼少期から大好きだった美術に似ているところもあって、入れ歯作りはとても楽しいです。最近は、若い歯科医師たちのグループに参加して、より使いやすい入れ歯作りに精進しています。

良い結果を出すために休日も研究に励む

先生はなぜ歯科医師をめざされたのですか?

服部操院長 服部歯科医院5

あまり歯科がどのようなものかを知らずに、偏差値や担任の先生からの勧めで受験しました。小さな頃に医院に隣り合った部屋に間借りをして住んでいたこともあって、医療への憧れがありました。同じ医療なんだからと、歯科医師がどういうものかよくわからないまま歯学部に入りました。入学早々、いきなり石膏の棒を渡されて歯の彫刻をやれと言われ、そんな職人気質な世界に驚きましたね。とんでもないところに来てしまったと思いながらも、そのまま歯科医師になったというわけです。そんな始まりでしたが、今では歯科医療の楽しく健康に生きることへの関わりに、まだまだ学ぶことが多く残っており、ワクワクしています。

休日はどのように過ごされることが多いですか?

まずは朝のジョギングから始まります。最初は音楽を聞きながら、途中からは自然の音を聞くためにイヤホンを外して走っています。頭の中では診療のことなどを考えていますが、四季それぞれの鳥の鳴き声や虫の声、花の香りなどを感じて癒やされています。ジョギングを終えたらクリニックに立ち寄って、入れ歯の作製をしたり、根管治療に関する本を読んで勉強しています。さまざまな患者さんのケースがあるため、知識が足りていないと結果的に裏切ってしまうことになりかねないので、勉強は必須です。その時間で痛みの原因や新たな治療方法を見つけられるので、歯科医療の進歩を楽しむことができるんです。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

服部操院長 服部歯科医院6

今後は、精密な根管治療と入れ歯作製という専門性をより追求するために、口腔外科や矯正歯科などを専門とする歯科医師との連携を深めていきます。また、新型コロナウイルス感染症の蔓延時期から、通院を控えていたせいか歯を傷める人が多くなったように感じています。予防歯科への意識が高まった時期もありましたが、最近では主訴だけを治療すればよいという人も増えているようです。しかしどうしようもなくなってから、根管治療を施すことは難しいです。自分の歯をより長く残すためにも、ぜひ早めに受診いただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

根管治療/8万8000円~

Access