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石橋卓大 院長の独自取材記事

石橋デンタルクリニック大泉

(練馬区/大泉学園駅)

最終更新日:2021/10/12

石橋卓大院長 石橋デンタルクリニック大泉 main

アニメの街として知られる西武池袋線・大泉学園。駅の北口から名作「銀河鉄道999」のキャラクター・メーテルの街燈フラッグが並ぶ商店街(漫画家・松本零士先生もこの街に在住)を2分ほど歩き、交差点を渡った先のビルの3Fが「石橋デンタルクリニック大泉」だ。エレベーターの扉が開くと、そこはプチホテルのような待合室。リラックスしたムードを醸し出す白を基調としたスペースは、米国・北欧をはじめ、世界7ヵ国12施設(大学病院、歯科医院など)で、豊富な研修・臨床経験を積んできた石橋卓大(たかお)院長の「患者に最適な治療環境を」との思いを反映しているそうだ。マイクロスコープを使用した精密根管治療、唾液検査から導かれた患者さんに合った治療を行える予防歯科に力を入れながら、インプラントについては、世界で最も信頼性が高い「ブローネンマルクシステム」の認定医として相談・治療に当たる。開業して8ヵ月。フレッシュな面持ちで診療に取り組む石橋院長にお話を伺った。

(取材日2012年11月13日)

マイクロスコープを使用した精密根管治療

「大泉のホームドクター」を目指して開業したそうですね。

石橋卓大院長 石橋デンタルクリニック大泉1

私は島根県の出身で、そこで高校生まで過ごし、大学は新潟。1997年、歯科医師になってからは埼玉で勤務していたので、正直、これまでこの地域のことはよく知らなかったんです。ただ、この地域には知り合いも多く何度も訪れるたびに、この街の賑わいやちょっとのんびりした雰囲気があって、家族で住むのにいいことなど、いろんな条件が揃っていたので決めました。そして、開業した以上は、ぜひここで親しまれる、地域密着の歯科医になりたいと思っています。ただ、実際はホームページを見て、遠方から来院される患者さんもけっこういらっしゃいますね(笑)。

根管治療に力を入れていらっしゃるのですか?

そうですね。患者さんにとっても残せる歯は可能な限り残すことが最善だと考えています。歯が残っていれば万が一のことが起きてもあらゆる治療方法に対応できますし、何よりご自身の歯で食べられる、笑えるということはその方の人生を豊かにすることに繋がってきますからね。当院では精密根管治療として行っておりまして、これまでであれば肉眼や拡大鏡を使用し、経験などに頼って抜歯をしなくてはならないと判断をしていたものが、 マイクロスコープ(手術用顕微鏡)を使用することによって、より正確な診断が可能になってきます。また根の中の状態をしっかりと把握できますので、原因をはっきりと特定できるようになります。つまりこれまで何度も繰り返してきた治療や同じ歯が痛むといったことが少なくなってくるということです。再治療が少なくなるということは患者さんの時間も何度も根管を治療するということは歯が薄くなっていき最後には保存不可能として抜歯をせざるえなかったことが解消できるので、患者さんからも喜んでいただいています。

他にも力を入れている治療はありますか?

石橋卓大院長 石橋デンタルクリニック大泉2

予防歯科ですね。今でこそ言葉としても浸透してきており、患者さんの意識も向いてきましたので当たり前の部分ですが、やはり予防に勝る治療法はないですからね。当院では唾液検査を実施しており、その検査結果を元にそれぞれの患者さんに合った正しい予防治療を行うようにしています。毎日しっかりと歯みがきをしているにも関わらず虫歯になってしまった経験がある方は多いのではないでしょうか?反対にあまり歯みがきをしていないけど虫歯になったことがないという方もいらっしゃるはずです。どこに違いがあるのかといいますと、自分自身がもっている虫歯菌の数や、唾液の性質、食生活や生活習慣によって、一人ひとりの虫歯になるリスクが変わってくるのです。 それを知ることから本当の予防が始まりますので、まず一度検査を受けられてみてはいかがでしょうか。意外な結果にびっくりするかもしれませんね。

世界各国で得た経験を大泉の地で生かす

開院する前は埼玉にいらしたとのことですが。

石橋卓大院長 石橋デンタルクリニック大泉3

長年師事してきた波多野尚樹先生の医院に15年間勤務していました。本院が浦和にあり、分院が志木にあって、その分院長を長らく務めていたのです。この波多野先生は日本におけるインプラント治療のパイオニア的な存在で、おそらく日本でインプラントを行っている歯科医師はほとんどの方がご存知だと思います。また、世界中の著名な先生ともつながりがある方です。私は技術的なことはもちろんですが、治療全般のこと、患者さんへの接し方、さらに広げて歯科医療のあり方など、あらゆることを教わりました。ここの開業に際しても「ホスピタリティ」について大きな影響を受けています。

海外の研修・臨床経験もその波多野先生の計らいで?

そうです。アメリカ、スウェーデン、デンマークなど、海外のインプラントの大きな学会に出席させていただいたり、時には有名な先生のクリニックで研修を受けさせたりしていただきました。欧米は日本と違って専門医制度が確立されているので、インプラントならインプラントの専門医、修復(被せ物、詰め物)、歯周病、矯正……ほとんどの分野に専門医がいるので、そこに行くと、その診療科目を徹底的に勉強できるのです。日本のように何でもやる歯科医師というのは、あちらでは考えられないようですね(笑)。インプラントに関しては、北欧が最も進んでいます。世界で最初に開発したのが、スウェーデンのブローネンマルク博士です。

石橋先生が普段の診療で心がけていることは何ですか?

石橋卓大院長 石橋デンタルクリニック大泉4

医療人として、自分の持っている技術や知識を注ぎ込み、どんな時もベストを尽くすということです。患者さんは年齢や治療経験など、ひとりひとり背景がみんな違います。当然口の中も違います。ですからベストというのは一つだけではなく、その人によって違うんです。目の前のこの患者さんにとっては何がベストなのか、しっかり考える必要があります。私自身の臨床経験上、保険診療でも自由診療でも、ベストを尽くせば必ず喜んでもらえるし、そのことがまた他の患者さんの紹介にもつながってきます。

信頼のブローネンマルクインプラント認定医

石橋先生は「ブローネンマルクインプラント認定医」ということですが。

石橋卓大院長 石橋デンタルクリニック大泉5

ブローネマルクシステムは古くから歴史があり、多くの方に信頼されているシステムです。インプラントというのは数年使っただけではわかりませんから。40年以上の実績があれば、それだけで安心して使えますよね。ブローネンマルク博士は、もともと整形外科医師で、骨とチタンが結合するという、インプラントの原理を発見した人です。当時、スウェーデンには総義歯の人が数多くみえたので、この人が「よし、これを歯科医療に使ってみよう」と、長い間、動物実験を繰り返し、初めて人間に臨床応用したのが1965年のことです。それからまた何年も経ってアメリカの学会で発表されて広まりました。アメリカで認められるまでには、ずいぶん時間がかかったはずです。私は1998年にインプラント治療をはじめましたが、当時は今と違って「年間コース」が設けられており、1年かけてその開発背景・原理、および、実習によって技術を習得してからインプラント治療をスタートしました。日本でその講習をやっていたのが先ほどお話した波多野先生です。ですから当然、私を含むスタッフは一定の勤務年数を経たら、その年間コースを受講させてもらえたのです。今でも定期的に勉強会に参加しながら治療技術は磨いております。

インプラントに興味を持つのはどういう方なのでしょうか?

義歯を使っていて苦労され、インプラントとはどういうものか知りたいという方もみえますし、まったく別の症状で、あちこち抜歯しなくてはならず、これをブリッジにするか、インプラントにするか?……といった例もあります。ただ歯がないから対症療法で歯を入れる、ということを繰り返していると、いつまでも壊れた原因が分かりません。ですから原因解消のために、歯がどういうものか、きちんとお話するようにしています。かなり時間もエネルギーも使って大変なのですが、その患者さんと長くお付き合いすることを前提に考えると、そうしたお話はおろそかにできません。原因を解決しないままインプラントを入れても、またすぐに駄目になってしまいますから。最初からインプラントを入れてほしいと言う方はむしろ少数で、診療する中で自然とその選択肢が浮かび上がってくるケースが多いように思います。

当面の目標と、大泉の方々にメッセージを!

石橋卓大院長 石橋デンタルクリニック大泉6

やはりもっと多くの患者さんに知っていただきたいですね。一度受けていただければ、喜んでいただける自信があります。また、私の自宅が近くにありますので、毎日、運動がてら徒歩で通勤したり、お休みの日は小学生の息子とキャッチボールなどをしています。そうして過ごしているうちに、だんだんこの大泉の街になじんできました。開業時、ビルのオーナーからプレゼントされたアニメのフィギュアがあるのですが、「大泉の方々のために」という思いを忘れないよう、院内に飾ってあります。何気ないプレゼントでしたが、大泉の方々の温かさを感じるプレゼントでしたね。これからホームドクターに相応しい存在になれるよう、努めていきたいと思っています。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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