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小川 修 院長の独自取材記事

センター南駅前おなかクリニック

(横浜市都筑区/センター南駅)

最終更新日:2023/12/14

小川修院長 センター南駅前おなかクリニック main

センター南駅から徒歩約2分にある「センター南駅前おなかクリニック」。院長を務める小川修先生は、長年大学病院や総合病院で技術を磨いてきた消化器内視鏡診療のエキスパート。その技術を存分に発揮するため機材にもこだわり、先進の内視鏡システムを開業時から導入。また、自ら検査を受けた経験を生かし、患者目線で、できるだけ苦痛の少ない検査となるよう心がけてきた。「一人ひとりの患者さんとじっくり向き合いながら、マイペースで診療を続けていくことが最大の目標」と話す小川院長に、専門分野での取り組みから診療で心がけていること、プライベートまで語ってもらった。

(取材日2023年9月26日)

患者と向き合い、診療することが医師としてのやりがい

こちらのクリニックの特徴をお聞かせください。

小川修院長 センター南駅前おなかクリニック1

2016年の開業当初は、一般内科の外来も内視鏡検査と同じくらい当院の柱になると予想していたのですが、予想よりも内視鏡検査の需要が多く、自然に当院の特徴となってきました。クリニック名に「おなか」が入っているので、消化器専門と認知されるのが早かったせいかもしれません。開業から7年たちましたが、最近は患者さんから「おなかさん」と呼ばれることもあって、地域に定着してきているのかなとうれしく思っています。40代半ばとなり、じっくり一人ひとりの患者さんと向き合いながら、自分のペースで医療に携わっていきたいと思ったのが開業を決意した理由の1つなので、これからは名前の響きどおり、患者さんの気持ちに寄り添う優しい医療を提供していきたいと思っています。

小川院長が考える「自分のペース」とは、どのようなことでしょうか。

大学病院や大きな病院で勤務していた時も、患者さんの感情の機微にふれながら、納得できるような診療を行っていましたが、職員の1人として研究活動や後進の育成に時間を割く必要もありました。私が医師としてやりがいを感じるのは、やはり「診療」を行うこと。私は、診療を通して患者さんに貢献したいという想いが強く、その気持ちが開業につながり、現在に至ります。また勤務医時代は先端の診療や内視鏡治療にふれる機会も多く、貴重な経験を積むことができました。こうした経験のおかげで、大きく成長させてもらったと言っても、過言ではありません。医師として成長するには、多くの症例にふれることが必要です。今後は、診療の旗振り役をベテラン医師から若い世代にバトンタッチするタイミングであるという感情もありましたね。

開業した理由は、他にもありますか。

小川修院長 センター南駅前おなかクリニック2

私が開業したもう1つの理由は、「自分の専門性を生かした高度な医療で地域貢献する」ことでした。従って、開業時に設備面での妥協は考えられませんでした。自分が実行できるベストなことをやろうとしたら、それなりに設備を充実させる必要があります。勤務時代に経験した臨床レベルを下げたくないという気持ちもありました。そのため、内視鏡検査の際に特殊な光で病変を観察する技術や、拡大機能を備えた内視鏡を開業当初から導入しています。検査に訪れる患者さんは徐々に増えてきましたから、それに合わせて内視鏡の数を増やし、バリエーションも豊富にしています。上部消化管の内視鏡検査では、苦痛に配慮した経鼻用カメラを、下部消化管内視鏡検査では、高い挿入性が見込める細長いスコープも用意しています。

患者に喜んでもらうことが最優先事項

診療を行う際に心がけていることを教えてください。

小川修院長 センター南駅前おなかクリニック3

亀田総合病院と国立国際医療研究センターで鍛えられた一般内科の診療技術と、昭和大学藤が丘病院や虎の門病院などで習得した消化器内科の診断力・治療技術など、適切な医療を提供できるだけの知識と技術の研鑽を積んできたと自負しています。中でも内視鏡においては専門病院で導入しているような機材を用いて専門の医師が行い、より信頼していただけるよう、検査と治療に努めています。また、検査は必要最低限にし、内視鏡やエコーなどの検査結果の説明は、できればその日のうちに終わらせようと努めています。1回の診療時間は長くなってしまいがちですが、通院回数が少ないほうが、患者さんは楽なのではと思います。血液検査で結果が後日になる場合も「わざわざ聞きに来なくていいですよ、何かあったときだけ電話します」と臨機応変に対応しています。

小川院長の診療方針は、どのような想いから生まれたのでしょうか。

地域の患者さんから喜ばれ、さらに大きなメリットを感じてもらえることとは何だろうか、という点を第一に重視しました。大学病院などに行くと多大な時間を要するだけではなく、患者さんの中には、精神的や肉体的な負担を感じる方もいらっしゃいます。最初の診療であれば、当院でも十分に対応できるよう設備を整えているので、大学病院まで行かなくても納得いただける診断をご提示できると思っています。また、大学病院の医師がとても多忙であるという実状を知っているので、彼らの労務負荷軽減につなげたいという気持ちもありました。当院内で検査から診断と治療のすべてを完了できる場合もありますし、当院で診断までを行い、治療は提携病院と連携するというケースにも対応できます。私は可能な限りの力を発揮して、地域の患者さんに貢献したいという想いのもと、日々精進しております。

内視鏡検査を行う際には、どのようなことを心がけていますか。

小川修院長 センター南駅前おなかクリニック4

自分がしてほしいと思うことをして、されたくないことはしない、ということに尽きると思います。私自身、何度も内視鏡検査を受け、スコープを入れる際にどのようなタッチや角度、力加減なら痛みを感じにくいか、逆にどのようなときに痛みや不快感があるか、患者さん目線で体験するようにしています。また、これまでの経験上、検査を早く済ませようとスピードを優先するより、ゆっくり丁寧に行ったほうが、結果として患者さんも痛みを感じにくく、検査も早く終わると認識しています。病気を見逃さないことはもちろん、苦痛に配慮した検査を常に心がけているので、患者さんから「苦しくなかった」と言っていただければ、うれしいです。何度経験しても、一人ひとりの患者さんによって感じ方がその都度違ってくるので、毎回、一期一会のつもりで臨んでいます。

めざすのは、クリニックに関わる皆が幸せになること

現在、小川院長が注力していることをお聞かせください。

小川修院長 センター南駅前おなかクリニック5

当院は、2016年に「センター南駅前内科おなかクリニック」として開業しました。月日の経過とともに、地域の方から内視鏡検査に特徴のあるクリニックとして認知されるようになってきたこともあり、2022年春にクリニック名から「内科」を外して、「センター南駅前おなかクリニック」に変更し、消化器診療を主軸に据える方向に転換しました。引き続き従来の内科診療も対応可能です。また当スタッフの一員として消化器専門の常勤医師をお迎えできたおかげで、各スタッフの業務負荷軽減につながり、それとともに患者さんとのコミュニケーションをより緻密に行えるようになったので、診療の質的向上も実現できました。当院をサポートしてくれるのは、私の勤務医時代の同僚やその紹介で来ている信頼できるメンバーばかりです。こうした仲間に支えられていることと、わざわざ当院を選んで来てくださる患者さんには、本当に感謝でいっぱいです。

プライベートはどのように過ごしていますか?

高校から大学までテニス漬けの毎日で、今も家族でテニスコートに行くことがあります。医師になってからはサーフィンにはまり、時間を見つけては海に通っています。きっかけは、海が近い静岡県の病院に勤務した時に、同僚から手ほどきを受けたことです。私がサーフィンを始めたのは今から10年ほど前なので、30代半ばくらいでしょうか。最近気づいたのは、若くから始めないと身につかないということです。もっと早くに始めていれば上のレベルに行けたのにと、悔しい部分もありますね。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

小川修院長 センター南駅前おなかクリニック6

長年「おなか」専門にやってきましたので、何かあればお役に立てるのではないかと思います。病気と向き合う患者さんの気持ちに寄り添いながら、必要だと思えば積極的に新しい治療法や機材を取り入れます。地元のホームドクターとしてサポートさせていただき、「地域にとって必要な存在」でありたいですね。めざすのは、患者さん、スタッフ、そして私自身が幸せになれるような関係を構築すること。お互いに「ありがとう」の言葉をかけ合えるような交流が図れるよう、スタッフ一同努めてまいります。おなか関連および不安なことがあったら気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

胃カメラ/2万3000円

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