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青木 亜紀子 院長の独自取材記事

武蔵野皮フ科クリニック 国立分院

(国立市/国立駅)

最終更新日:2022/06/16

青木亜紀子院長 武蔵野皮フ科クリニック 国立分院 main

保険診療を中心に、患者の希望に合わせて自費診療も行っている三鷹本院の分院として2016年4月に開業した「武蔵野皮フ科クリニック 国立分院」。本院と同じく青木亜紀子先生が院長を務め、「患者さんに優しいクリニック スタッフにも優しいクリニック」を理念として掲げ、雰囲気のいいクリニックをめざしているとのこと。「小さいお子さんから年配者まで、男女の区別なく皆さんに気軽に来てもらえるクリニックにしたい」と青木先生。患者との向き合い方や実際に行われている診療などについて、じっくりと話を聞いた。

(再取材日2016年12月5日/更新日2021年1月16日)

「身近な皮膚の相談所としての場」をめざすクリニック

保険診療を中心とした治療を行っているそうですね。

青木亜紀子院長 武蔵野皮フ科クリニック 国立分院1

そうですね。日々進歩する保険診療の治療法・治療薬を、勉強会などに参加して知識を更新しながら、患者さんたちを少しでもよく治せるよう勉強に励んでいます。なんでも気軽に私たち当院のスタッフに尋ねてもらえればな、と思います。最近では、目元の悩みや加齢による肌のトラブルや悩みは多く、しみや顔のたるみなど、細かな部分までご相談に乗れるようにしています。そのため、患者さんたちに共感できるよう、当院のスタッフは人柄重視で集めてもらいました。なので緊張しないで来ていただけたらうれしいです。日々の診療で意識をしているのは、患者さんの考えを否定しないこと。患者さん自身がこうかなと思っていることや話されることに、大事なヒントが含まれていることが多いので、遠慮なく教えていただきたいですね。

国立分院のコンセプトを教えてください。

当院のコンセプトは、「患者さんに優しいクリニック スタッフにも優しいクリニック」です。良心的なクリニックをスタッフ一同でめざしています。保険診療ですが、急性期の疾患はできるだけ短期間で治せるように、慢性的な疾患の方には患者さんの要望に合わせて治療を調節しています。また、自分自身があまり薬に頼るのが好きではないので、無駄な薬を処方しないよう、良くなってきたら減薬をめざして治療させてもらっています。ほかにも当院は自費・美容診療も扱っています。最近は、女性だけでなく男性の患者さんも増えてきましたし、若い子からかなり高齢の方の相談も承っております。痩身についても悩みは多く、部分的に脂肪の燃焼を促せる機器を導入したり、肌のトラブルでもさまざまなお悩みに対応できるよう幅広い治療法を学んでいます。当院ではスタッフにも美容の検定を受けてもらい、みんなでもっともっとレベルアップしていこうと思っています。

診療の際に心がけていることは何ですか?

青木亜紀子院長 武蔵野皮フ科クリニック 国立分院2

診療を通じて、患者さんとじっくり向き合える時間を持ちたいと思っています。「病は気から」ということわざがあるように、患者さんが抱えてきた不安や悩みをここで吐き出させてあげないと、同じ薬を処方しても良くなったり良くならなかったりは本当にあると考えています。「気になることがあったら、なんでもおっしゃってくださいね」と私から歩み寄ることで患者さんもいろいろ話してくれますし、良い関係が築けると治療がスムーズにいくことが多いですね。顔のしみなど命に関わる病気ではなくても、その方によっては深く悩まれています。でも、見た目のことって、特に女性は話すことで悩みが解消されたり気が楽になることがある気がします。そういう意味でも、じっくり聞いて受け入れ、適切な治療法を提案して差し上げるのが私の役割だと思っています。

肌の悩みやコンプレックスを根本から解決したい

医師を志したきっかけは何ですか?

青木亜紀子院長 武蔵野皮フ科クリニック 国立分院3

父は産婦人科医、母は小児科医として夫婦で開業していました。幼い頃から両親が医師として働く姿をずっと見てきており、また私の兄と姉も医師を志していたので、当然私も医師になるものなんだ、という感じでした(笑)。母は数年前に引退したのですが、兄は大学病院を出た後父の後を継ぎ、今では父、姉、義姉とともに4人で小さな病院をやっています。皮膚科を選んだのは、「母に勧められた」というのが一番の理由です。小さい頃から「女性が医師として長く仕事をしていくには皮膚科がお勧めよ」と言われていて、それがしみついた感じですね。あとは、先ほども述べた「美容としての皮膚科」にも興味がありましたので、迷うことなく皮膚科の医師をめざしました。

先生ご自身は美容についてはどのようにお考えですか?

私自身、小さい頃から自分の外見に対してはコンプレックスがあり、「かわいくなりたい」「きれいになりたい」とずっと思っていました。それは今でも変わらず、美への探究心が強かったからこそ今につながっているのだと思います。しみ取りのレーザー治療も、私自身がモデルとなって治療の前後の写真を患者さんに見せて説明しています。日々このように仕事をしているうちに、「しみやしわができても対処法があるから大丈夫」など美容についても前向きに考えることができるようになり、年をとることが怖くなくなってきましたね。職業柄、街を歩いている時も自然と女性の肌に目がいってしまいます。ニキビがある子とかしみがある方を見かけると、「うちに来ませんか?」と、つい声をかけたくなってしまいます(笑)。

これまでの経歴を教えてください。

青木亜紀子院長 武蔵野皮フ科クリニック 国立分院4

東京慈恵会医科大学を卒業し慈恵医大病院の皮膚科で5年間勤務した後、大宮、新宿、南大沢の病院でそれぞれ院長として勤務しました。大宮の病院には1日にたくさんの患者さんがいらして多忙な毎日でしたが、臨床のノウハウや医師としてのマナーなどについてみっちり学ぶことができました。7年院長を務めた後、前から興味があった美容皮膚科中心の病院に移って、院長として3年間美容医療に携わった後、他の医院に勤務しました。苦労もありましたがそれなりの成果を上げることができて自信がついてきたことと、ちょうどその頃娘が幼稚園に入るタイミングになってきたことなど公私の状況がいろいろ変わって行く中で、「自分でやってみようかな」という気持ちになり、開業を決意しました。

心に余裕を持って患者と向き合う医師に

患者さんとの印象に残るエピソードがあったら教えていただけますか?

青木亜紀子院長 武蔵野皮フ科クリニック 国立分院5

病院に勤務していた時、ニキビの治療に来ていた高校生のお嬢さんがいました。「ニキビがひどくて気持ちもふさぎがちで部屋から出て来ないんです」と、お母さんが心配して連れて来られたんです。ニキビの中にたまっている角質や皮脂、膿などを押し出す面皰圧出という治療法で処置しながら彼女の話を聞いているうちに打ち解けてきて、彼女も少しずつ明るくなっていきました。ですが、その後別のクリニックに行くことになり、彼女とはそれっきりになってしまいました。ところが開業して1年くらいたった頃、私が開業したことを偶然見つけてくださり、クリニックまで足を運んできてくれたんです。「先生!」と泣きながら診療室に入ってくる彼女と抱き合いながら、大人になり美しく成長した彼女と再会できたことがとてもうれしかったです。

お忙しいとは思いますが、休日はどのように過ごされていますか?

家族と一緒の時間を過ごす以外には、ヨガにはまっています。ヨガを始める前は、加圧トレーニングをしていたのですが、病院で患者さんの診療が終わりテンションマックスの状態でトレーニングに行くと、その勢いで頑張り過ぎてしまい、貧血で倒れてしまったことがありました。トレーナーの方から「普段忙しい青木さんにはヨガがいいのでは?」と勧められて始めてみたら、今まではなかった、“自分の内面とじっくり向き合う時間”ができたことを実感し、その魅力に開眼した感じです。今では週に1回、トレーナーの方と一対一でパーソナルヨガの時間を楽しんでいます。ヨガを始めてから、精神的なバランスの取り方が自分でもうまくなってきたと思います。

今後の展望を教えてください。

青木亜紀子院長 武蔵野皮フ科クリニック 国立分院6

エステなど美容の患者さんが増えてきて予約がとりにくい状態になってしまったので、2013年以降は近隣のエステサロンと提携し、エステだけの患者さんをそちらにご紹介し、反対に診察が必要な方を当院に紹介していただくような形をとらせていただいております。それから、当院は、院長の私以下スタッフ全員が女性です。女性の場合、結婚や出産などで働き方が変わってくると思います。現在も産休、育休中のスタッフがいますので、彼女たちが安心して戻って来れるような、女性が働きやすい体制を充実させていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

痩身/6万6000円~
しみのケア/5万5000円~
脱毛両脇1回/1万1000円

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