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陸田 美樹 院長の独自取材記事

ひまわりデンタルクリニック

(川崎市幸区/川崎駅)

最終更新日:2023/10/13

陸田美樹院長 ひまわりデンタルクリニック main

川崎駅西口から徒歩5分、会社帰りの通院にも便利な場所に「ひまわりデンタルクリニック」はある。院長の陸田美樹先生が開院したのは2015年。そこに至るプロセスはけっして平坦なものではなかった。ナイチンゲールの伝記に魅せられ医療従事者を夢見て、父と同じ歯科医師の道を選ぶ。大学病院の口腔外科に勤務した経験なども持つが、結婚、出産などでキャリアが中断しかけたこともあるという。それでも、貫いた歯科医師の道。開業からまもなく10年になるが、今では地域のかかりつけ歯科医として頼りにする患者も多いという。さまざまな患者ニーズに応えながら、特に力を入れているのが予防歯科と食いしばりの治療だ。ひまわりのモチーフを各所に取り入れた明るい院内で、診療にかける思いなどを詳しく聞いた。

(取材日2023年8月4日)

全身の健康をサポートするかかりつけ歯科医

まず、歯科医師になったきっかけやご経歴を教えてください。

陸田美樹院長 ひまわりデンタルクリニック1

小さい頃にナイチンゲールの伝記を読んでから看護師が憧れでした。ずっと何かしらの医療関係の仕事に就きたかったのですが、歯科医師として開業していた父の影響もあり、いつしか歯科医師が目標になりました。人形町にあったクリニックは仕事の合間に気軽に立ち寄る患者さんも多く、父が気さくに話しかけていたのをよく覚えています。念願かなって日本大学歯学部に進学し、卒業後は同大学病院の口腔外科に勤務しました。患者さんの全身に関わることができるという理由で選んだのですが、幼い日に全身をケアする看護師になりたかったのが影響しているかもしれません。また、大学病院だからこそ可能な経験を積み、いつか開業した時に患者さんのために役立てたいという思いもありました。

さまざまな患者ニーズに応える診療体制が整っていますね。

大学病院に勤務している歯科医師たちが週に1回程度、診療にあたっています。根管治療・かぶせ物・入れ歯など個々に強みを持つ頼もしい歯科医師です。矯正の先生にも月に1回来ていただいています。小さな町のクリニックですが、大学病院レベルの先進の知識と技術を生かせているのではないでしょうか。詰め物を専門としている主人も毎日18時半から来てくれて、夕方からは二診制になっています。MI治療という、自分の歯を長く残すために、痛みや削る範囲を最小限に抑えたスタイルが特徴です。患者さんは近隣の方が多いのですが年齢層は幅広く、「歯がしみる」「食いしばりが気になる」など、訴えは多種多様です。夜20時まで診療しているためか、会社帰りの患者さんも多いですね。最近では週に1、2回、小児歯科も行っています。忙しい働き盛り世代、子育て世代もできるだけスムーズに治療を受けていただけるよう工夫していきたいです。

その他患者さんのために注力されていることはありますか?

陸田美樹院長 ひまわりデンタルクリニック2

衛生面での充実ですね。当院では、次亜塩素酸水という高い除菌力と安全性が見込まれる液体を用いて、治療前の洗口を行っています。患者さんのお口の痛みやお悩みに向き合うことはもちろん、衛生面の質の向上も大切にしていきたいと思っています。

予防歯科だけでなく食いしばりの治療にも注力

特に力を入れている治療についてお聞かせください。

陸田美樹院長 ひまわりデンタルクリニック3

中心にしているのは予防歯科です。お口の健康を守るためには、虫歯、歯周病はもちろん、修復物や義歯に問題が起きていないか定期的にチェックし、必要に応じて対策していかなければいけません。口腔内を良好に保つためには日々の習慣が大切なので、患者さんに口腔内の状況と問題点を知らせ、それぞれの方に適したブラッシング方法を指導させていただきます。でも、どうしても歯ブラシが届きにくく汚れがたまりやすい場所もあるのでクリーニングも必要です。クリーニングで歯石やバイオフィルムを除去して、口の中の菌が少なくなった快適な状態にすることをめざし、「これを維持していこう」と、患者さんのモチベーションを向上させたいという思いもあります。

食いしばりの治療にも注力されているそうですね。

私自身、長年にわたって食いしばりの問題を抱えていて、20代の頃からマウスピース治療を受けています。それがきっかけで、当院でもマウスピースでの治療を始めました。マウスピースの素材も、患者さんに合わせて適したものを選んでいますよ。食いしばりは自覚が難しいのですが、「歯がしみる」といったお悩みの原因の多くが、食いしばりによる歯のひび、欠けからきています。放置しておくと、歯が割れてしまったり、最悪神経を抜いたりすることにもつながりかねません。「口の中が乾きやすい」「目が疲れやすい」などの症状がある方は特に注意が必要です。今後当院では、より客観的に食いしばりの度合いを把握できるよう、顎の筋力測定器を導入する予定です。エラの凝りや張りが気になる方や、自覚はないけれど不安に感じられる方は、ぜひ一度ご相談ください。

すべての治療において大事にしていることを教えてください。

陸田美樹院長 ひまわりデンタルクリニック4

患者さんに「安心・安全」を感じてもらえるような治療をめざしています。新しく導入した歯科用CTやマイクロスコープが役に立っていますね。エックス線では平面の情報しかわかりませんが、CTならば病巣の状態を3次元的に確認できます。「自分の状況をきちんと把握したい」と考える患者さんの希望をかなえることができると思います。一方マイクロスコープは歯の根っこの治療や、詰め物の治療・チェックに用いています。歯や歯茎の細部まで把握することができるのでより適切な判断につながりますし、患者さんもよりご自身の状態を理解・納得いただいた上で治療を進めていくことが可能です。

信頼を大事にしながら患者一人ひとりに寄り添いたい

今後の展望についてお聞かせください。

陸田美樹院長 ひまわりデンタルクリニック5

これからも、何よりも信頼を大事にしていきたいです。患者さん一人ひとりに寄り添い、安心して治療を受けられるような体制をますます充実させていきたいですね。やはり、歯科クリニックは嫌なものなので、皆さん最初は緊張しているのは仕方ないことです。だからこそ、言葉一つにも気をつけながら話しかけています。治療内容をきちんと説明するのはもちろんのこと、患者さんが話す時間をつくるのも大切です。どこがわからないのか、どうしたいのか、受付も歯科衛生士も耳を傾けるようにしているので、話しやすい誰かに教えていただければと思います。今後ともスタッフ間で患者さんの情報共有を密にするなど、患者さんが安心して通える空間をつくるために邁進していきたいと思っています。

先生が日々大切にされているお考えはありますか?

日々学び続けることですね。女性であれば結婚や出産に伴い、男性よりも学ぶ時間を制限される時期がどうしても来ます。その前に可能な限り集中してスキルや知識を磨いておくことを大事にしてきました。習得したことは無駄にはならず、いつか生かせる機会が必ず訪れます。今も診療のない日は歯科医師の先生のセミナーに通い、時代に即した治療ができるよう学びを得ているのですが、同じ先生のセミナーでも、自分の知識レベルによって新しい発見が生まれるのが面白いなと感じますね。これからも日々学び続けることを大切にし、一層患者さんの健康につなげられる歯科クリニックになっていきたいと思います。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

陸田美樹院長 ひまわりデンタルクリニック6

たとえ小さな問題でも、自分の口の中について何か心配があるならば、ぜひ一度足を運んでください。それを機会に予防歯科をスタートできれば、歯の寿命もグッと長くなることが望めるでしょう。メンテナンスは3ヵ月に1度が目安ですが、自分のリズムで気長に通うのが大事です。心配ならばもっと頻繁にでも、忙しいならば半年に1度でも構いません。また、予約をキャンセルしたことを気兼ねして足が遠のいてしまう方もいるのですが、そんな遠慮はしないでください。いつでも、必要な人のために扉を開けている、安心して通っていただけるクリニックでありたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正/小児矯正:22万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/55万円~

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