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齊藤 俊彦 院長の独自取材記事

さいとうクリニック

(横浜市泉区/中田駅)

最終更新日:2024/02/13

齊藤俊彦院長 さいとうクリニック main

「人の役に立ちたくて医師をめざしました」と話すのは、2015年5月に横浜市営地下鉄中田駅そばに「さいとうクリニック」を開院した齊藤俊彦先生。開業までの20年間、循環器を専門とする医師として、大学病院や地域基幹病院で、救急搬送されてきた重症患者を含む多数の症例の治療に携わってきた経験豊富なドクターである。開業後は、地域に密着したホームドクターとして、患者の話に丁寧に耳を傾け、適切な初期診療の実践を日々めざしている。

(取材日2019年6月20日/更新日2024年2月5日)

丁寧な検査と培ってきた診断力で地域の健康をサポート

まずはクリニックの特徴を教えてください。

齊藤俊彦院長 さいとうクリニック1

高血圧や脂質異常や糖尿病などの生活習慣病、心房細動などの不整脈や心臓弁膜症などの心疾患を患っている患者さんを定期的に診察し、病状が増悪しないようフォローさせていただいております。また、近隣の病院から、心不全や心筋梗塞などの循環器疾患の急性期治療を終えた患者さんの慢性安定期の定期フォローを依頼されることも多いです。最近は、睡眠時無呼吸症候群で在宅持続陽圧換気療法(CPAP)を受ける患者さんも増えております。当院には、エックス線・心電図・ホルター24時間心電図・エコーなど、一通りの検査が行える設備が整っております。また、血糖値とHbA1cと尿定性検査は、院内検査として診察当日に結果をお伝えすることができます。心臓・頸動脈・腹部のエコーは、検査の精度にこだわって、月に2回、専門のエコー検査技師に来てもらい、検査を行っております。

時間予約制診療を行っているそうですね。

当院では、コロナ禍以降、再診患者さんを対象に時間予約制診療を導入し、院内での診察待ち時間を大幅に短縮することができました。また、発熱等の症状がある感染症が疑われる患者さんは、午前と午後の診察の終わりに時間帯を分けて来院していただくようにして、慢性疾患で通院中の患者さんが院内感染しないよう配慮しております。

患者と接する時にどのようなことを大切にしていますか?

齊藤俊彦院長 さいとうクリニック2

患者さんの話をしっかり聞き、各種疾患の初期症状がないかチェックします。また、生活習慣病に関しては、食事制限をなかなか守れない患者さんの気持ちもよくわかるので、患者さんを怒るようなことはしません。根気よく何度も話し合うことにより、患者さんご自身がその重要性を理解してくれることが大切です。生涯向き合う病気だからこそ、完璧を求め過ぎず、少しずつ理想に近づいていけるようなサポートを心がけています。

クリニックのロゴマークもすてきですね。

このロゴは、デザイナーとして活躍している、私の中学・高校時代の同級生が手がけてくれたものです。アウトラインの正方形は「誠実」と「信頼」を、全体の色調やカモメは「港町横浜の爽やかなイメージ」を表していて、さらによく見ると「さいとう」のイニシャル「S」と、循環器内科の対象臓器である心臓と真心を象徴する「ハートマーク」が隠れているのがわかります。院内には、彼の手がけてくれたオブジェなどもあるので、来院の際にはちょっと眺めてみてくださいね。

専門である循環器疾患に注力、総合病院との連携を図る

勤務医時代は循環器を専門にご活躍されていたそうですね。

齊藤俊彦院長 さいとうクリニック3

開業前の20年間、横浜市立大学附属市民総合医療センター・済生会横浜市南部病院・国際親善総合病院などで、狭心症・心筋梗塞・心不全・不整脈・心臓弁膜症などの数多くの症例の治療に携わってきました。救急搬送されてくる患者さんも多く、一刻を争うような状況の中、迅速に適切な対応をすることが要求されるとてもハードな環境でしたが、そうした患者さんが元気に退院される時などは、感無量でした。

総合病院との連携にも力を入れているのですね。

地理的に近い、国際親善総合病院や国立病院機構横浜医療センターや戸塚共立病院とは、特に密な連携を図っており、当院にはないCTやMRIや胃カメラなどの検査予約や、各科専門医師の受診予約を当院で取ることができます。また、緊急入院が必要な症例に関しては、その依頼もしています。症例によっては、横浜市立大学附属市民総合医療センターや湘南鎌倉総合病院などへも、診察や入院加療をお願いすることもあります。

開院9年目に入り、日々の診療で感じることがありましたら、教えてください。

齊藤俊彦院長 さいとうクリニック4

毎日さまざまな病態の方が来院されます。その病態の理解や診断、治療のためには、勤務医時代以上に幅広い医学的知識が求められ、医学の奥深さをあらためて実感し、日々研鑽を積んでいます。また、高齢化社会ゆえ、複数の疾患を合併した複雑な病態の患者さんが増えています。個々の患者さんの体全体の病態を把握し、社会的背景まで考慮した上で、それぞれに最適のテーラーメイドの診療を提供できるように心がけています。

信頼される地域のプライマリケアの拠点として

お忙しい毎日だと思いますが、先生のリフレッシュ法を教えてください。

齊藤俊彦院長 さいとうクリニック5

大学時代に、硬式テニス部に所属していました。勤務医時代の20年間は多忙な日々の連続で、テニスコートから離れていましたが、開業後、横浜市医師会テニス部に入れていただき、そのメンバーと月に数回、定期的にテニスをする機会に恵まれ、よい汗をかいています。その折、諸先輩方に診療に関するアドバイスを受けることもでき、有意義な時間になっています。また、子どもと一緒に公園などに出かけることも楽しいですね。この辺りはまだまだ自然が残っているので、お勧めのスポットがあるという患者さんは、ぜひ教えてください。

今後の展望をお願いします。

プライマリケアの拠点として、地域の皆さまの健康の維持に少しでも貢献できるよう、スタッフと協力しながら、引き続き努力していきたいと考えております。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

齊藤俊彦院長 さいとうクリニック6

「自分はまだ若いし、健康だから大丈夫」と過信して、医療機関をまったく受診しなかった働き盛りの30代、40代の方が、実は糖尿病だったなんてこともしばしばあります。ご自分やご家族のためにも、年に一度は検診を受けて、健康状態をチェックしていただきたいです。また、慢性疾患に罹患してしまったら、相性の合う信頼できるかかりつけ医を見つけ、継続的な診療を受けることをお勧めします。

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