全国のドクター9,201人の想いを取材
クリニック・病院 158,634件の情報を掲載(2024年4月24日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 江戸川区
  4. 葛西駅
  5. 医療法人社団新芽会 葛西ベイサイド歯科医院
  6. 滝沢 邦生 院長

滝沢 邦生 院長の独自取材記事

医療法人社団新芽会 葛西ベイサイド歯科医院

(江戸川区/葛西駅)

最終更新日:2021/10/12

滝沢邦生院長 医療法人社団新芽会 葛西ベイサイド歯科医院 main

江戸川区・葛西の静かな住宅街の一角に、「葛西ベイサイド歯科医院」がある。周辺は緑にあふれ、公団や小中学校が充実している暮らしやすさもあって、若いファミリー層がとても多い地域だ。その地域住民の歯科医療を一手に引き受けて活躍しているのが、院長の滝沢 邦生先生。3人の勤務医と共に、毎日びっしりと埋まった診療をしながら、患者にとってベストの治療を行うために日々奮闘している。「診療をしながら、治療の内容や予防のことなど、さまざまなことを患者様にお話しします。その方にとって一番良い治療結果を出すことが大切なので、患者様とのコミュニケーションは欠かせませんね」と、滝沢院長は爽やかな笑顔を見せる。もともとスポーツが大好きで、空手は2段の腕前とか。青春ドラマの主人公を思わせるような、ひたむきでまっすぐな滝沢院長に、地域医療にかける熱い思いをじっくりと伺うことができた。

(取材日2014年10月29日)

クリニックをリニューアルし、さらに充実した地域医療を

クリニックをリニューアルされたそうですね。

滝沢邦生院長 医療法人社団新芽会 葛西ベイサイド歯科医院1

ええ、こちらの2軒隣のテナントでクリニックをやっていましたが、開院して10年になり、何かの形で患者様に還元できることはないか、と模索した結果、クリニックのリニューアルをすることにいたしました。この機会に新しい機材を入れ、低反発の座り心地のいい診察台や電動麻酔器、虫歯の深さをレーザーで計る装置なども導入しました。これは虫歯の深さが数値で出るので、「もう少し様子を見ましょう」というような判断を、より的確に行うことができます。前の診療室もそのまま使えるので、今後は患者様と個別にお話しする際のカウンセリングルームなどに使いたいと思っています。

お子さんの診療がとてもお上手だと伺っています。

昔から大の子ども好きなので、自分で言うのも何ですが、お子さんの治療は得意ですね(笑)。この周辺に有名なテーマパークがありますが、テーマパークや遊園地は皆さんワクワクして楽しみに行きますよね。でも歯科医院はその正反対の存在なのです。本当は行きたくないのに、行かなくちゃいけない。そんな気乗りしない歯科医院に、どうすれば楽しく来てもらえるかが、私にとって大きなテーマです。お子さんの場合は、例えば歯にプラスチックを詰めるガンタイプの器具などを、治療の前にあえて見せてしまいます。そして「ほら、これは注射に見えるけど、見てごらん。動物(ネズミ)さんだよ」と言って、お子さんの爪の上に補綴用のペーストで動物の顔を書くんです。「これを歯の中に入れて、大好きな動物さんを作ろうね」と言うと、ほとんどのお子さんは喜んで口を開けてくれますよ。

お子さんの患者様がとても多いようですね。

滝沢邦生院長 医療法人社団新芽会 葛西ベイサイド歯科医院2

そうなんです。もともと江戸川区は平均年齢が30代と若いのですが、この周辺には大きな公団があり、ファミリー層の方がとてもたくさん住んでいます。公団には、年配のご家族もいらっしゃって、そのお子さん世代、お孫さん世代と、3世代で通われている方々も大勢いらっしゃいます。私は口腔外科が専門なので、すぐ近くの小中学校でお子さんが跳び箱から落ちて歯が折れたり、交通事故で顔面の骨が折れたなどというときは、当院にすぐ連絡が入ります。難しい親知らずなども含め、外科的な手術はかなり経験しているので、そのような処置もお任せいただければと思います。

治療だけでなく、心のケアがとても大切

先生がドクターをめざされたきっかけは?

滝沢邦生院長 医療法人社団新芽会 葛西ベイサイド歯科医院3

実は高校時代は、本当は理工系に進みたいと思っていたのです。車のエンジンなどに興味があって、エンジニアになるために受験勉強をしていたのですが、その頃に父ががんで他界してしまいました。それからはエンジンのことよりも、「どうして人はがんになるんだろう」という疑問のほうが強くなり、急遽方向転換をして医学の道を志しました。大学病院時代に10年近く口腔がんの患者様を診てきましたが、がんの患者様に対しては実際の治療だけでなく、心のケアが重要だということをひしひしと感じましたね。

患者様との心に残るエピソードはありますか?

口腔がんの患者様は末期の方も多く、治療や手術だけでなくて、QOL(quality of life)が課題となります。病気が進行して体調や外見などに変化が見られるのを、何とか精神的に支えようと努力しつつも、なかなか支えきれない自分に悔しさを感じることもありました。そんな中、50代で舌がんになった女性の患者様が来られたのです。手術は無事終わり、その後再発もありませんでした。その後しばらくして、驚いたことにその方の息子さんが「先生、舌が痛いので診てくれませんか?」と来院されたのです。診るとやはり、初期の舌がんでした。思いがけず親子2代に渡って舌がんの患者様を担当したのですが、お2人とも手術を行い、ほぼダメージのない術後となりました。このことは、今でも深く心に残っています。

先生が2人の患者様の心の支えになられたのですね。

滝沢邦生院長 医療法人社団新芽会 葛西ベイサイド歯科医院4

大学病院は、どなたにとっても怖い場所ですからね。ドクターの患者様に対する心のケアは、本当に大事です。親知らずが一般の医院で抜けなかった患者様も、「いったいどんな治療をされるんだろう?」と、がちがちになって大学病院に来られていました。そんなときに、「大丈夫ですよ。リラックスしてくださいね」と声をかけてあげるだけでも、患者様はとても安心されるんですよ。そんな当時の経験もあって、今当院に患者様が来られるときも、まずは気持ちの上で“歯科医院は怖い”という印象を持たないよう、いろいろな工夫をしています。

患者にとって「ベストの治療」をめざしている

休日はどのようにお過ごしでしたか?

滝沢邦生院長 医療法人社団新芽会 葛西ベイサイド歯科医院5

スポーツが好きで、学生時代は競技スキーやアーチェリーなどいろいろやりましたが、今は空手に燃えています。休日はもっぱら空手の練習と、子どもたちの指導をしていますね。中学1年生と小学5年生の息子も空手をやっています。スポーツを通して、たくましい人間に育ってくれればと。私もまだまだ、息子には負けていられません(笑)。

今後の展望をお聞かせいただけますか?

このクリニックをずっと続けながら、地域のホームドクターとして、より患者様にとってベストの医療を提供できるように全力を尽くしたいですね。歯科の治療には、患者様と歯科医師の間に誤解が生まれやすい状況が多々あります。例えば、患者様は「1日も早く治療を終わらせたい」と思っても、ドクターは「再発しないように数回通う必要がある」と判断する場合など。そのようなときは、患者様の忙しさなども考慮した上で、お互いにしっかりと話し合うことがとても大切です。当院の場合は、毎回の診療の中で患者様にさまざまなお話をさせていただきながら、常にコミュニケーションを密にして診療を進めています。保険で治療できることはすべて保険でまかない、無駄な医療費を払うこともありません。患者様が心から納得されて治療を行うことが、大切な歯を長く保つことにもつながりますから。

ドクターズファイル読者に向けて、メッセージをお願いします。

滝沢邦生院長 医療法人社団新芽会 葛西ベイサイド歯科医院6

当院では、「自分が患者だったらこうしてほしい」と思うようなベストの治療を常に提供していますので、どうぞ気軽にご来院ください。歯科医院にトラウマがあって、なかなか“はじめの一歩”が踏み出せない方もいらっしゃるかもしれません。でも、まずは実際に相談をしてみて、治療を受けるかどうかはそれから決めても良いのではないでしょうか。当院では、初診で相談に来られる患者様には時間をかけて、じっくりとお話を伺います。すぐに治療をスタートすることはありませんので、安心して何でもご相談いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/1本:35万円〜、歯列矯正/混合歯列期:25万円〜、永久歯列期:65万円〜

Access