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鈴木 康博 院長の独自取材記事

ひまわり歯科クリニック

(さいたま市西区/指扇駅)

最終更新日:2022/06/21

鈴木康博院長 ひまわり歯科クリニック main

JR川越線の指扇駅から徒歩約3分。幅広い年代の患者が家族ぐるみで通う「ひまわり歯科クリニック」は、鈴木康博院長の子どもが描いた絵をモチーフにしたロゴマークが印象的。ドアを開けるとゆったりした待合室があり、受付スタッフが明るい笑顔で迎えてくれる。同院では、一般歯科、矯正歯科、口腔外科とそれぞれ専門の異なる歯科医師と歯科衛生士が協力し、多角的な視点から治療を行うチーム医療を実践。クリニックの2階には予防専用フロアがあり、予防歯科にも力を入れているという。今回は、同院の診療方針や予防歯科の意義などについて、鈴木院長に話を聞いた。

(取材日2016年7月28日/再取材日2018年9月14日/2019年8月10日)

各分野の技術力を結集したチーム医療で患者を笑顔に

明るくて開放的なクリニックですね。

鈴木康博院長 ひまわり歯科クリニック1

クリニックっぽくない雰囲気づくりを心がけました。入りやすくて、オープンでリラックスでき、いつの間にか診療が終わっているような、そんな空間にしたかったんです。クリニックのコンセプトは「患者さんに笑って帰っていただく」こと。外観の明るくポップな色使いと、私の子どもが5歳の時に描いた絵が大きくデザインされた看板やエントランスのせいか、開業当時は小児専門のクリニックだと思われていたようですが、ご高齢の患者さんもだんだん増えて、今では小さなお子さんから、お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんまで、ご家族みんなで通ってくださっている患者さんもいてうれしい限りです。エントランスのあの絵が安心感を与えてくれるようですね。

これまでの診療経験や、開業までの経緯について教えてください。

大学を卒業後は埼玉県内のクリニックで勤務し、分院長を7年間務めた後、2010年に開業しました。患者さんにこんな治療がしたい、あんなサービスがしたいという、いろいろな思いを実現したかったんです。一番に考えたのは「チーム医療」の実践です。さまざまな専門や考えの歯科医師が複数で一人の患者さんを診ることで、より良い医療を提供したいと思いました。例えるなら大学病院のカンファレンスのような雰囲気でしょうか。必ずしも私の治療方針だけがベストではないと思うので、一つの症例を多面的に検討し、視野を広く持って治療をしたいと考えています。

院長が考えるチーム医療のメリットとは?

鈴木康博院長 ひまわり歯科クリニック2

自分と違う専門分野の方の意見が聞けるところですね。例えば噛み合わせ一つとっても、口腔外科や補綴の先生方は考え方が違っていたりします。外科的アプローチはこうだけど、噛み合わせの観点から見るとこうだ、などさまざまな立場の意見を聞いた上で、患者さんにとってベストな治療が提供できると考えています。またこうした過程でのいろいろな「気づき」も自分を含め、歯科医師にとって勉強になっていると思います。今後は私と同じようにチーム医療をめざす人材を育てて、同じコンセプトのクリニックを増やしていきたいと思っています。

予防専用フロアを新設、予防の意義を伝えていきたい

高齢者の治療では、慢性疾患についても配慮されているそうですね。

鈴木康博院長 ひまわり歯科クリニック3

高齢の方は糖尿病や高血圧症など慢性疾患をお持ちの方が多いですからね。何か疾患をお持ちの方の処置は、多くの歯科クリニックでは病院を紹介することが多いと思いますが、当院には大学病院から口腔外科が専門の信頼できる歯科医師が来てくれていますので、配慮が必要な難しい処置でも対応可能です。高齢の方はさまざまな事情からフットワーク軽く動けない方も多く、できるものならばいつも通っているクリニックで処置を受けたいと思うのは当然のこと。普段から患者さんのことをよくわかっている「かかりつけ」のクリニックで処置できたほうが、安心できるのではないでしょうか。そのためには高度な技術や知識を持つことはもちろん、当院で対応できるかできないかをきちんと見極めることが重要です。歯科医師が自信過剰にならないように、患者さんの安全には細心の注意を払っています。

新たな取り組みとして2018年に予防歯科用フロアを造設されたとか。

はい。予防歯科専用のフロアをクリニックの2階に設けました。1階の治療スペースと雰囲気を変え、ダウンライトや木目を多用し、リラックスできる落ち着いた空間に仕上げています。ユニットは全部で4台あり、どれも座り心地の良いソファーベッド仕様です。そして各ユニットの間に大きな仕切りを設置し、それぞれのスペースに出入り口を設けることで患者さん同士の動線を分け、プライバシーにも配慮しました。居心地の良さを重視したのは定期的に通いたくなるような場所にしたかったからです。男女の区別なく、美容室やエステサロンに行くような感覚で来てほしいですね。「クリニックは痛くなったら行くのではなく、痛くならないように行くところ」というように、これまでの歯科のイメージを変えていきたいと考えているんです。

患者さんの間では、歯の健康に対する意識も高まっているでしょうね。

鈴木康博院長 ひまわり歯科クリニック4

そうなっていけば良いなと思っています。予防歯科では歯科衛生士が中心となって患者さんに関わっていきますが、担当制でより話しやすい雰囲気があるのか、歯科医師には話せなかったことを話してくださったり、積極的に質問をする患者さんもいらっしゃいますね。当院としては、定期的に来院する方に対しても、毎回違うことをお伝えできればと思っています。例えば、歯の磨き方にもトレンドがありますし、歯ブラシも細分化していて、虫歯の方、歯周病のある方、歯茎に炎症がある方とでは、向いている歯ブラシの形状が違うのです。患者さんの状況に合わせて適した情報をお伝えしていきます。

予防の重要性を伝えるため、情報発信にも力を入れておられますね。

メールマガジンで歯の健康や治療に関するさまざまな情報をお送りするなど、啓発のための情報発信に取り組んできました。予防歯科専用フロアを造設したのも、皆さんにクリニックを身近に感じてもらい、定期的に通っていただくことで、虫歯や歯周病の発症を防ぎ、健康寿命を延ばしていきたいという狙いがあるからです。近年、慢性疾患と歯周病の関係性が指摘されるようになりました。口は健康の入り口。口腔内を清潔にして細菌を減らすことが、健康への近道といえるでしょう。

気軽に来て、笑顔で帰る。長く付き合えるクリニックに

院長が日々の診察で心がけていることは何でしょう。

鈴木康博院長 ひまわり歯科クリニック5

患者さんとコミュニケーションをたくさんとって、診察を終えて笑顔で帰っていただくことです。そのためにカウンセリングを丁寧に行い、患者さんと一緒に治療プランを考えていきます。そして、こちらからお伝えできることはすべてお伝えしようと思っています。このようにお話しすると、1回あたりの診察時間が長いのでは、と思われる方もいるかもしれません。しかし当院では、「気軽に来て気軽に帰ってもらう」ことを念頭に置き、診察時間は30分を基本としています。私たちの願いは、患者さんに最後まで治療を成し遂げてもらうこと。どこも治療するところがない状態や達成感を味わってほしいのです。健康な歯になって食べられるものが増えれば、楽しみも増え、人生が豊かになるはずです。そうなると予防にもさらに力が入るでしょう。

歯科医師になって良かったと思うことは?

痛みを取り除くことや、歯の機能を回復に導くのが歯科医師の仕事。治療が終わると皆さん感謝してくださるんです。こんなにすぐお礼を言ってもらえる職業というのもなかなかないのではないでしょうか。「なんて良い仕事をしているんだろう」と思いますね。あとは、患者さんが笑顔でお帰りになる時や、私たちの歯の健康に対する気持ちが伝わった時も、歯科医師になって良かったと思う瞬間です。皆さんの歯の健康に対する意識を少しでも高めることができたらうれしいですね。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

鈴木康博院長 ひまわり歯科クリニック6

歯科業界は技術革新がとても速いので、当院においても、常に新しいことを提供できる環境にしたいと考えています。治療に関して患者さんの選択肢を増やしていきたいですね。私たちの治療のモットーは、「できるだけ歯を抜かない」ということです。高齢になっても自分の歯がたくさん残っているほうが、おいしく食べられて、健康でいられると思いますから。チーム医療の利を生かして、より良い治療を行っていきたいです。セカンドオピニオンも積極的に受け入れています。現在受けている治療に少しでも疑問があれば、気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

I期矯正(小児):35万円~/成人矯正:55万円~
インプラント治療:32万円~(検査・手術・かぶせ物治療含)

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