渡邊 正二 院長の独自取材記事
緑が丘駅前ワタナベ歯科
(世田谷区/緑が丘駅)
最終更新日:2024/05/24

東急大井町線緑が丘駅からすぐ近く。閑静な街並みの中にある「緑が丘駅前ワタナベ歯科」は、歯周病予防からインプラント治療まで幅広い診療を手がけるクリニックだ。気さくで話しやすい渡邊正二院長をはじめ、院長が信頼を寄せる受付スタッフも明るく爽やかな対応。歯科衛生士による丁寧なクリーニングも同院の持ち味で、クリニック一丸となって患者の歯の健康を支えている。治療の精密さのみならず、患者が快適に診療を受けられるような環境づくりにも目を配る渡邊院長。昨年入れ替えたという診療用チェアは腰に負担の少ない設計のものを採用。患部の状態や治療内容は備えつけの大型モニターに映し出される。開業から15年がたち、「変わったことも変わらないこともある」と話す患者思いの渡邊院長に、現在の状況や心境について聞いた。
(取材日2024年4月22日)
患者のために。より便利で快適な歯科医院へ
開業から15年、診療内容などの変化はありますか?

開業当初は「できないことは他院にお任せする」というスタンスだったのですが、今はよほど大がかりな外科手術以外は当院でほぼ完結できるようになりました。緑が丘駅からすぐの場所で、虫歯も、根管治療も、矯正も、インプラント治療も、基本的にはすべて当院で対応可能。どなたでも通いやすいかと思います。患者さんの主訴は15年たってもそう大きくは変わりませんが、新型コロナウイルス感染症の流行時には、マスクをしている間に矯正やホワイトニングをしたいとのご希望が増えました。もちろん、そのようなお悩みにもしっかり対応できます。院内の造り自体は開業当初のままですが、設備が少し変わりました。治療によってはデジタルで型採りができるようになり、歯科用CTやマイクロスコープも導入しています。昨年はユニットを全台入れ替えました。
設備のこだわりについて教えてください。
診療用チェアーは厚みのあるクッションが入ったタイプで、腰の辺りに送風機能もついています。倒す角度も腰への負担を考えて設計されているんですよ。せっかく「駅から近くて便利だ」と通ってくださっているのに、「腰が痛くて診療チェアーを倒すときにつらい」などとは思ってほしくないですからね。快適に治療を受けていただけるような環境を整えました。ユニットに備えつけた大きなモニターは、患部の状態や治療内容を撮影画像で確認していただくのに便利です。ご自身ではなかなか見えにくい部分ですから、治療前と治療後だけでなく途中経過も画像でお見せして、納得して治療を受けていただけるよう心がけています。
こちらにはどのような方が通っているのでしょうか?

当院には長く通ってくださる患者さんが多く、私が勤務医だった頃から引き続き通ってくださっている患者さんもいらっしゃいます。遠方から電車を乗り継いでまで来ていただけるのはうれしいですね。また当院の開業前、この場所には別のクリニックがあったのですが、そちらに通われていた患者さんが今でも通ってくださるんですよ。実は待合室にある赤いソファーも前のクリニックのものでして、以前からこの場所になじみのある患者さんが違和感を持たないように内装はあまり変えませんでした。そんなに広い院内ではありませんが、「駅の近くで助かる」「傘を差さずに済む」というお声をたくさんいただきます。患者さんがいらっしゃってこそだという自覚を持って、患者さんに「ここに来て良かった」と喜んでもらえるような場所にしたいという思いは開業当初から変わりません。
歯科医師とスタッフが協力し、患者の歯の健康を支える
診療において心がけていることをお聞かせください。

できるだけ「長持ちする治療」を提供できるよう心がけています。インプラントでも義歯でも詰め物でも、例えば歯周病が進んだ状態のままで治療を行っても長持ちしませんよね。1度入れたら一生持たせるつもりで治療するようにしています。ただ、こちらが一方的に治療をしただけではうまくいきません。当院では予防も大切にしており、患者さんが行うホームケアも重視しています。歯磨きにはそれぞれ磨き方の癖があるんです。患者さんがご自宅で「そういえば、ここに歯ブラシが当たっていなかったな」と思い出せるよう、私や歯科衛生士が、その方に合わせたブラッシングのコツをわかりやすくお伝えすることに努めています。あとはできるだけ治療を必要としないような口腔環境づくりでしょうか。
治療を必要としない口腔環境をつくるためには、何が大切ですか?
これは年齢によっても変わるかと思います。お子さんでしたら矯正も一つの方法です。矯正は歯並びを整えることをめざすものです。整った歯並びは見た目が良いだけでなく、歯磨きもしやすいのです。きちんと歯磨きができれば、虫歯や歯周病のリスクを下げることにもつながるでしょう。若い方や働き世代では、虫歯や異常が何もなくても定期的にプロのケアを受ける習慣づけが大切。ブラッシング指導を受けることで、ホームケアの見直しにもなりますね。ご高齢の方ですと、少し先のことを考えなくてはなりません。まだ60代で元気な方も、10年後20年後に同じように動けるとは限らないからです。もし体が動かなくなっても困らないように、元気なうちに先を見越した治療を済ませておくことが大切です。
先生は開業後も勉強を続けていらっしゃるそうですね。

さまざまなお悩みに対応するためには、知識と技術が必要ですからね。中でもインプラント治療は年々進化していると感じます。私は「優ビル歯科医院」の林揚春先生に学び、当院では林先生の得意とする抜歯即時埋入法を取り入れています。使用するインプラント体も小さくて低侵襲なものを選ぶようにしています。このように診療の幅が広がって治療に時間を要することもありますが、ベテランの受付スタッフが的確に予約管理をしてくれるので助かっています。治療後の状態を保てるよう、歯科衛生士たちも患者さんのホームケアをしっかりとサポートしてくれますし、皆で患者さんの歯の健康を守っているような感覚ですね。
これからも患者一人ひとりの心に寄り添った診療を
先生が歯科医師をめざしたきっかけは何だったのでしょう?

母のきょうだいの5人中3人が医師で、幼い頃から医師が身近な存在でしたので、医療関係に進もうと漠然と考えていました。歯科医師という職業を最初に意識したのは、高校生の頃ラグビーの試合で歯を折ったときのこと。足先にしても歯にしても、体の一部分をけがするとこんなに不便で生活全般に影響が及ぶのだと気づき、歯の大切さを実感しました。ラグビーのほか、子どもの頃は野球、中学に入ってからはバレーボール、高校では友達に誘われて柔道と、常に何かしらのスポーツをやってきましたね。今は草野球のチームに入っています。
開業前は、とてもハードな日々を過ごされていたのだとか。
大学卒業後の20年間は赤坂にあるクリニックに勤め、その後ご縁があって、山形と東京を行き来する生活を2年間送りました。月曜の朝から土曜のお昼まで山形で診療を行い、土曜午後の飛行機で東京に戻り、土曜の午後と日曜は大学の先輩である三好敬三先生が院長を務めるクリニックで診療。そして月曜の早朝に山形へ向かう。院内での診療のほか、訪問診療にも携わりました。訪問したのは個人宅もあれば施設や病院もありましたが、全身的な疾患のある方や、後遺症を抱えている方などと接する機会がたくさんある医療現場でしたね。私が治療を行った中には、流動食しか摂取できない認知症の方などもいらっしゃいました。そうやってご自宅に伺って患者さんと顔を合わせると、お口の状態が体の健康といかに深く関わっているかということがじかにわかるんです。山形で訪問診療に携われたのは貴重な体験だったと思います。
最後に、読者へメッセージをお願いします。

たくさんある歯科医院の中から、患者さんが当院を選んでくださったことをうれしく思います。患者さんに「治療して良かった」と思っていただけたら、さらにうれしいことですね。これからも患者さん一人ひとりの心に寄り添い、「また来たい、ずっと通いたい」と思っていただけるような温かみあるクリニックをめざしていきたいと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはダイレクトボンディング/2万2000円~
小児矯正/33万円~
成人矯正/66万円~
インプラント/1本につき、51万円/2歯目以降は1本につき41万円
オフィスホワイトニング/上下)1万6500円/2回