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暮地康子 院長の独自取材記事

ノワール動物病院

(川崎市多摩区/生田駅)

最終更新日: 2023/01/22

生田駅から徒歩約7分にある「ノワール動物病院」は2012年3月に開業したばかりのクリニックだ。院長の暮地康子先生は、同じく生田にある動物病院に約10年勤務していた経験があり、この界隈ではすでにお馴染みの獣医師。動物をモチーフとした時計やモビールなどの飾りは、ほとんどが開院のお祝いだというから、患者にとっても念願のクリニックの誕生だったことが伺える。院内は白を基調にビビッドなピンクがアクセントとなったオシャレな雰囲気で、壁の模様は暮地院長自ら施したものだという。「うちに来てくれる子はみんな私の子だと思って診察をしているんです」と話す、地域の頼れるドクターとして名高い暮地院長に、診療のモットーからプライベートの過ごし方まで、たっぷりと語っていただいた。 (取材日2012年10月3日)

どんな些細な変化も見逃さない、かかりつけ医ならではの診断・治療

医院名の由来について教えてください。

クリニックの看板猫が「クロ」という名前なので、フランス語で「黒」という意味の「ノワール」にしました。待合室には黒猫の飾りがいっぱいありますが、ほとんどが飼い主さんや友人からの贈り物です。開院の際には、飼い主さんも動物たちも落ち着けるように、あまり病院らしくない内装にこだわり、白を基調に第一診察室はピンク、第二診察室はブルーの明るい色彩を採用しました。全体としてはピンクがテーマカラーなのですが、とくにピンクが好きなわけではないんですよ。設計士さんに「イメージカラーは?」と聞かれて、なぜか「ピンク」と答えたんです(笑)。でも、飼い主さんの中に占い師さんがいて、ピンクは私の今年のラッキーカラーだと言われて、結果的には良かったかなと思います(笑)。

どのような飼い主さんが多いですか?

私は約10年間、生田周辺の2つの動物病院で勤務していました。ですから、当時からのお馴染みの飼い主さんが、開業後も変わらず来てくださっています。基本的には近隣にお住まいの方がほとんどですが、開業から約半年を過ぎて、新規の飼い主さんもかなり増えてきました。当院は犬・猫・ハムスター・フェレットなどの小動物を対象に診療しています。この地域の印象としては、動物の病気の予防に対しても意識の高い方が多いと感じますね。こちらから指摘する前に、「そろそろ7歳だから、検診をお願いします」という感じで、定期的に通われる方も少なくありません。また、他院にかかっている方が、セカンド・オピニオンを求めて来られることもあります。

こちらの特色についてお聞かせ下さい。

基本的に動物に関わることでしたら、オールマイティーに診ることができます。例えば、新しいペットを迎える時の用意に関する疑問などにもお答えしますし、赤ちゃんの時のしつけから、年老いてからの介護までさまざまなご相談。昔からお付き合いのある患者さんは私のメールアドレスをご存じの方が多いので、何か気になることがあればメールでのご相談にも対応しています。以前勤めていた動物病院を辞めてから開業するまでの期間、知人の先生のクリニックで診察させていただいており、その際にメールと電話による完全予約制としていたんです。このように飼い主さんと獣医師の距離が近いのがうちの特徴ですね。お付き合いも自然に長くなる傾向があり、かかりつけの子であれば、顔色や表情を見ただけで「おかしい」とすぐわかります。

「ここに来る子はすべて私の子」という気持ちで接する

診療する際に心がけていらっしゃることは?

飼い主さんの中には「こんなことは獣医師には聞けない、言えない」とおっしゃる方も多いようですが、当院では何でも話していただけるように心がけています。話しやすい雰囲気作りもその一つで、「話をじっくり聞かせていただきます」という姿勢を獣医師の側から示すようにしています。最初は言いにくそうにされていても、何回か通ううちに心を開いてくださる方も多いものです。「この先生なら、ここまで聞いてもいいかな」と思っていただくことが大事ですからね。診察をしていて一番注意しているのは、飼い主さんの思っていることを聞き逃さないことです。獣医師としての診断や提案する治療内容についても、飼い主さんの考えと食い違いがないように、細かい軌道修正をしながら、一人ひとりに合った治療をご提案するようにしています。

医療費について、ご相談される方もいらっしゃいますか?

はい。動物の治療はお金もかかるものです。十分なことをしてあげたくても、費用の問題でできないという方もいらっしゃいます。ですから、獣医師としてはできる限りたくさんの選択肢を用意し、飼い主さんが選んだ選択がベストだと思っていただけるように心がけています。ペットを愛する気持ちは変わりませんからね。「お金がないから、良い治療ができなかった」とは、思っていただきたくないのです。後悔の残る治療ではなく、「できる限りのことはやった」と納得して治療を受けていただきたいですね。

地域の方から信頼される理由を、ご自身はどのように分析されますか?

この病院に来る動物たちは、全員が私の子だと思って診療しているからではないでしょうか。常に目の前にいる子が一番大事だという気持ちで診療していますから、動物たちはもちろん、飼い主さんにもその気持ちが伝わるのかもしれません。自分の子だと思っていますから、「なんで具合が悪いんだろう?」と心配で調べますし、友人に聞いたり、気になる症例があれば学会などを通じて専門家に質問もします。とにかく、自分の大切な子のためにとことん調べて原因を突き止め、最善の治療法を探します。技術や経験、実績ももちろん大事ですが、一番大切なのはこの気持ちだと思うのです。整形外科的な処置に関しては、当院では行っていませんので、必要があれば信頼のできる専門医の先生や、大学病院などの専門機関にご紹介します。実際に「眼科ならこちら」「外科ならあちら」という具合に、コーディネーターのような役割もさせていただいています。また、通院が難しいペットや飼い主さんのために往診も行っています。

何でも相談できる、地域の頼れる存在であり続けたい

獣医師を目指されたきっかけは?

もともと動物が大好きだったのですが、家がマンションだったのでペットを飼うことができませんでした。獣医師になれば毎日動物に触ることができるので、小学校の卒業文集にはすでに「獣医さんになりたい」と書いていました。そうして獣医師になったのですが、実は大人になった今でもペットは飼ったことがないんです。それは自分がペットを飼ってしまうと、その子が一番になってしまうから。いつでも目の前にいる子が一番だという気持ちで診察ができるようにしたいのです。ですから、クリニックで毎日ワンちゃんやネコちゃんに会うことが楽しみなんですよね。飼い主さんの旅行や通院の際に、お預かりする機会も多いですが、なるべくお家と同じ状態で過ごせるように気を配ります。ケージの中に入れると泣き続ける子もいますから、ハウスを置いてみたり、場所を変えてみたり。クリニックでその子が落ち着く形を見つけるまでいろいろ試してみるんです。だって、自分の子がケージに入れられてずっと泣き続けていたら、かわいそうになるじゃないですか。

お忙しいなか、先生のリフレッシュ法は?

硬式テニスと麻雀ですね。テニスは高校から大学まで続けていて、今でも年2回のOB合宿にはできる限り参加しています。麻雀に関しては、小さい頃から家族や親戚が集まるとよく麻雀をしていたので、その影響です。私は北海道の札幌市の出身で、冬の間は雪で外に出られないことが多く、とにかく何もすることがないんです。ですから、北海道の人は各家に必ず麻雀セットがあるんですよ。大学に入ってからも友人と集まっては、よく麻雀をしました。麻雀ってどうしても暗いイメージがあるので、マイナスイメージを払拭するために、海に持って行って“アウトドア麻雀”なんてこともやっていました(笑)。学生時代の友人は、私=麻雀と思っているみたいですよ。

今後のクリニックの展望について教えてください。

病気のときはもちろんですが、そうではない時でも、気軽に相談できるクリニックでありたいと思っています。「散歩のついでに体重を量りに来た」「お薬をもらうついでに遊びに来た」でも結構なんです。日頃から接していれば、些細な変化も見落としません。少しでも気になることがあれば、どんなことでも相談していただければと思います。普段から病気の予防を心がけ、ちゃんとケアをしていれば、動物は健康で長生きできます。安心して信頼できるかかりつけの動物病院を見つけておくと、いざという時にも安心ですよ。当院は今まで通り、わかりやすい丁寧な説明を心がけ、飼い主さんとの距離が近い温かい治療を提供し続けていきますので、どうぞ気軽にお越しください。

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